「時間がない!」と焦ることは誰にでもあるもの。時間を短縮することは、すべてのビジネスパーソンの永遠のテーマです。かといって1日を30時間にすることは誰にもできませんが、時間を有効に活用することは誰にでもできるはずです。
『Entrepreneur』では、オフィスでの時間を有効活用するための8つのちょっとした工夫が紹介されています。どれも簡単で、すぐにできるものばかり。きょうから実践して残業時間を減らしましょう!
■1:人の話は立ちあがって聞く
仕事相手がオフィスに入ってきたら、椅子から立ち上がりましょう。そうすることで、相手の話を短く済ませることができます。
わざわざ立ち上がって話を聞いている相手に、長々と話を続ける人はいません。無言の圧力で、要点だけをまとめた話を聞くことができるわけです。
■2:オフィスに客用の椅子は置かない
立ち上がって話を聞くのと同様、オフィスに客用の椅子を置かなければ、無駄話をさせなくてすみます。
人は座って楽な姿勢になってしまうと、急ぎではないことまで話したくなるもの。居心地のいい環境をあえてつくらないことで、おしゃべり時間の無駄を防止できるのです。
■3:親睦は仕事中ではなくランチで深める
仕事とは関係なく、相手のことを知るためのおしゃべりも、仕事を円滑に進めていく上では重要。ですが、仕事中に世間話をするのは時間の無駄。おしゃべりはランチをしながらにしましょう。一緒に食事をすればグッと距離を縮めることができますし、仕事の時間を無駄にすることなくコミュニケーションがとれます。
■4:話せる時間を先に提示する
相談や質問を持ちかけられたら、「いまちょっと忙しいので、5分なら話せます」と先に時間を提示しましょう。5分が近づいてきたら、時計を見るなどしてそれとなく相手に知らせます。
5分では解決できないような問題や、考える時間が必要な場合は、スケジュールを組んで別に時間を取りましょう。解決しない問題をダラダラ話すことを防止できます。
■5:知らない番号の電話には出ない
営業電話の相手をする時間ほど無駄なものはありません。知らない番号の電話、番号が非通知の電話には出ないようにします。本当に用事がある人は留守番電話にメッセージを残しますから、折り返しがければ問題ありません。
うっかり営業などの電話に出てしまい、相手の話が長引きそうなときは、「すみませんが、別な電話に出なければなりませんので、改めてお電話します」と切り上げましょう。
■6:通知音はオフにする
メールのチェックは30分に1度まで。さらに、メールの受信やSNSのメッセージ受信の通知音は必ずオフに設定します。
通知音が鳴ると、気になって仕事になりません。メールに振り回されないようにしましょう。
■7:理由と一緒に「入室禁止」の札をかける
誰にも邪魔されずに集中したいときがあります。そんなときはオフィスのドアに、ホテルの「起こさないでください」の札のような「入室禁止」の札をかけます。
ただ、これだけでは入ってくる人も多いので、理由も書き添えるのが有効。「入室禁止-ウェブ会議中」などのように書いておけば、誰も入ってきません。
■8:ガラス窓つきのドアは廃止する
オフィスのドアにガラス窓がついていると気が散ります。前を通る人が、「入ってもいいですか?」「いま話せますか?」などとジェスチャーで話しかけてくるのです。
本当に集中して仕事の時間を短縮したいなら、ガラス窓のついたドアは廃止して、オフィスに入らないと話しかけられないようにしましょう。
*
ほんの少しの工夫で、無駄な時間は減らせます。ちょっとしたことの積み重ねで、効率アップをめざしましょう!
(文/スケルトンワークス)
【参考】
※8 Weird But Effective Strategies for Saving Time-Entrepreneur