毎日9時間睡眠するとどうなる?プロが1ヶ月続けて得られた効果

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2015.08.26

suzie.20150826

『人生の主導権を取り戻す「早起き」の技術』(古川武士著、大和書房)の著者は、「習慣化コンサルタント」としてさまざまな生活習慣を提案してきた人物。

これまでにも数々のベストセラーを生み出してきましたが、今回は「早起き」をテーマに掲げているわけです。

■1ヶ月9時間睡眠して得られた効果

でも人間は本来、何時間眠ればいいのでしょうか? この問題を掘り下げるにあたり、著者はおもしろい試みを行っています。

睡眠の重要性を実験によって立証するため、「寝尽くす!」を目標に掲げ、1ヶ月ほど9時間睡眠に挑戦したというのです。具体的には、21時に寝て6時に起きたのだといいます。

その結果、実感したのは次のこと。

まず仕事面でいえば、集中力が劇的にアップ。通常3時間かかっていた仕事が半分の時間で終わり、気の重い仕事もどんどん片づいていったそうです。

睡眠によって脳のエネルギーが満ちあふれているため、苦痛を感じないということ。

「睡眠負債」はためない方がいい

また、本を書いたり、教育コンテンツを開発したりといった創造活動が多いだけに、想像力が飛躍的に高まったことも実感できたのだとか。

寝不足が続き「睡眠負債」がたまった状態だと、2~3時間かかっても決断できなかったにもかかわらず、スキマ時間だけで重要な仕事を終わらせることができるようになったのだといいます。

そして著者が寝尽くすことによって感じた最大のメリットは、日中まったく睡魔と戦う必要がなくなったこと。それどころか、1日では使い切れないほどのエネルギーが充電されるのだそうです。

そして痛感したのは、起きている間は幸福を感じられる生活が続き、逆に睡眠負債を抱えている状態がいかに苦痛かということ。

もちろん、通常のビジネスパーソンにとって、9時間睡眠をとることはなかなか困難。著者はそのことも理解していて、7時間眠れば充分だと結論づけています。

生活習慣全体を最適化するべし!

でも、睡眠時間を確保するために、仕事から帰って寝るだけの生活では毎日を楽しめません。

だからこそ必要なのは、生活習慣全体を「最適なもの」にすること。

たとえば著者の場合は、「塑造製の発揮」と「起きているときの集中力」という観点から、高い睡眠の質を保ちながら現在は8時間眠っているのだといいます。

いろいろ試した結果、最終的に8時間睡眠がベストだと判断したのです。

つまり同じように「からだの声」を聞きながら、睡眠の適量を判断すればいいということです。

早起きは手段であり、その目的は理想の生活習慣。著者のこのことばには、学ぶべきものが多いと言えるのではないでしょうか?

(文/印南敦史)

 

【参考】

※古川武士(2015)『人生の主導権を取り戻す「早起き」の技術』大和書房

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