99%の物件に借り手が!従来の常識を覆した「0円賃貸」とは?

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2015.08.31

suzie.20150831

『まったく新しい「0円賃貸」で高収益マンション投資術』(森裕嗣著、幻冬舎)の著者は、なかなか劇的な人生を歩んできたようです。

29歳で不動産のデベロッパー会社に入社後、1年もたたずに独立。不動産会社を設立するも、資金調達がうまくいかず何度も倒産の危機に。

そんななか、秋田県のデベロッパーから新築アパートのオーナー募集営業を依頼され、高入居率を実現できる手段として日本初の「0円賃貸」をスタートさせたというのです。

そして現在では、短期間で99%のアパートに借り手がつくこの手法が成功し、全国展開を行っているのだとか。

しかし、そもそも「0円賃貸」とはどのようなものなのでしょうか?

■森さんの「0円賃貸」はすべて0円!

敷金、礼金はもちろん、退去時の原状回復費なし。火災保険や24時間駆けつけサービスも無料。さらには家賃保証料と呼ばれる滞納家賃の保証料も0円。

場合によっては、オーナーさんに一定のリフォーム費用も提供。

このように、すべて0円になっているのが「0円賃貸」。近年よくある「敷金ゼロ」「礼金ゼロ」物件とはまったく別ものだそうです。

でも、なぜそんなことが可能なら、そこには根拠が必要です。

■「0円賃貸」はクラブ会費のおかげ

実をいうと「0円賃貸」は、希望するすべての不動産管理会社、オーナーに提供しているわけではないそうです。

自分たちの利益だけではなく、オーナー、不動産管理会社、そして入居者と、全員が幸せになることを考え、不動産業界の発展を願う人でなければお断りすることもあるのだとか。

また方針のひとつである「高入居率・低支出」という考えに賛同していただき、自らそうなるように行動するオーナーや不動産管理会社にクラブに入ってもらい、サービスを提供しているのだそうです。

つまり、このクラブ会費が「0円賃貸」を生み出し、すべて0円を可能にしている最大の理由。

ちなみにクラブ会費は地域や物件によって変わるものの、地方の平均はオーナーが月々1,500円、入居者は2,500円と意外に割安です。

■森さんが「0円賃貸」を始めた経緯

そしてもうひとつのポイントが、家賃保証事業を自分たちで行い、融合させること。

賃貸物件契約時に連帯保証人を用意できない人のため、1990年代以降に増加したのが家賃保証会社。

少子高齢化や家族関係の希薄化からニーズが高まりましたが、悪質な取立てなどが目立つようになり、社会問題化しました。

そこで著者は、家賃保証事業を、地域密着型にして「自分たちで」行えば、より良いサービスが提供できるのではないかと考えたわけです。

採算がとれれば収益アップにも繋がりますから、斬新な発想ではあります。

そして結果的にこれが成功し、現在も大きく成長しているというわけです。

「0円賃貸」ということば自体は若干の不安も意識させますが、本書を読めば、これがきちんとしたコンセプトと信頼に基づいて運営されていることがわかるはず。

サイドビジネスとして考える余地もありそうです。

(文/印南敦史)

 

【参考】

森裕嗣『まったく新しい「0円賃貸」で高収益マンション投資術』幻冬舎

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