会う目的は明確に!日本と大きく違う世界の「時間に対する意識」

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2015.09.04

suzie.20150904

『90日間で世界のどこでも働ける人になる』(白藤香著、総合法令出版)の著者は、30年におよぶグローバルビジネス実績の持ち主。

つまり本書では、40カ国・1万人以上のビジネスパーソンと働いてきたことによって身につけた、「世界基準の考え方」を明らかにしているわけです。

きょうはそのなかから、時間に関する記述を引き出してみます。

■身につけておきたい4つのスキル

著者は、グローバルビジネスに携わることを想定した場合、身につけておきたい最低限のスキルがあると主張しています。そしてそれは、おもに次の4つに集約されるのだそうです。

[1]語学力(英語)

[2]コミュニケーション

[3]キャリアアップ志向

[4]仕事の型(基本)

そして「時間」に大きく影響するのは、[2]のコミュニケーションだといいます。

■時間を有効に使うことを意識する

海外で仕事をする際にも、取引先に連絡してアポイントメントをとることがあるはず。その際は、相手に対して必ず「会う目的」を伝えることが重要なのだとか。

そればかりか、アポ当日までに、ある程度の情報をメールなどで送っておかなければならないともいいます。

日本ではアポ当日まで「目的」が明確にならないことも少なくないので、これは少し意外でもあります。が、この部分を怠ったとしたら「時間のムダ」になってしまうという考え方なのです。

欧米はもちろん、中国、インド、ベトナムなどのアジア圏でも、アポを取る際には目的をクリアにしなければならないそうです。

目的を明確にすることによって、時間を有効に使うことを意識するというわけです。

■なんのための時間なのかを考える

日本人同士のコミュニケーションの根底にあるのは、ことばで多くを語らなくても伝わるという考え方。いい方を変えれば、コミュニケーションをつくり上げていく意識が低いのではないかと著者は指摘します。

しかし、グローバルスタンダードのビジネスコミュニケーションは効率重視なので、日本人のやり方では通用しないそうです。

どんな情報を提供し合えば商談が効率よく進められるのかを、充分に考える必要があるということ。

だからこそ、「なんのための時間なのか」を自問自答することが重要なのです。

■時間に対する意識を磨く必要がある

著者はグローバルビジネスに取り組むなかで、「世界市場で活躍する元気な企業ほど、いろいろな企業と商談をして多様な考え方を取り入れたり、積極的に学ぼうとしている」と実感するそうです。

重要なのは、その前提として「自分たちのビジネスインフラはまだベストではない」という考えがあるということ。

そこで多様な人々とのコミュニケーションが必要となり、時間に対する意識を磨いておく必要も生じるというわけです。

(文/印南敦史)

 

【参考】

※白藤香(2015)『90日間で世界のどこでも働ける人になる』総合法令出版

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