日本以上に居心地がいい!世界で「最も住みやすい都市」トップ5

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2015.09.04

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「日本は世界の中でも住みやすい国だ」とよくいわれます。しかし世界には、もっと住みやすいとされている国もたくさんあるのです。

「住みたい/訪れたい都市」について、エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU=英国の国際経済誌「The Economist」の企業間事業部門)が年間ランキングを調査・作成しています。

近年、世界的な生活水準は低下の一途をたどるばかり。具体的には2010年よりも1%下落しており、これは年間3分の1の低下に相当します。そんななかで、どのような都市がよいとされているのでしょうか。

『BUSINESS INSIDER』の記事を参考に、世界の住みやすい都市についてまとめました。

■5位:カルガリー(カナダ)/スコア :96.6

カルガリーは、カナダの主要なエネルギー、金融サービス、映画、テレビ、クリエイティブ産業の世界的な会社を擁しています。

居住者はカナダの主要都市のなかではもっとも高い個人所得を持っています。2004年から2013年の間で、金融サービス業界の仕事で16.7%も所得が増加しました。

■5位:アデレード(オーストラリア)/スコア:96.6

アデレードの主要産業は、医療や社会的支援です。それに付随して必要になるプロフェッショナルな科学や技術はもちろんのこと、宿泊施設や食事に関わる業界も重要な産業。この世界的な不況のなか、2006年から2011年にかけて従業員数に多大な増加がみられたほどです。

■4位:トロント(カナダ)/スコア:97.2

カナダの大手法律事務所30のうち21、大手会計事務所10のうち7、大手広告代理店10のうち7がトロントにあります。

トロントの多種多様な組織で働く従業員のうち、56%以上が大学程度の教育を受けています。

トロントはカナダのデザイン産業の中心でもあり、北米のなかではニューヨーク、ボストンに次ぐ3番目の都市ともいわれています。流行に敏感なファッション業界は、1994年より輸出が550%増となっています。

■3位:バンクーバー(カナダ)/スコア:97.3

スタートアップ・エコシステム・レポートで2012年に世界第18位との評価を受けたバンクーバーには、信じられないほど積極的なスタートアップシーンがあります。

たとえばソーシャルメディア会社「HootSuite」と高精度の監視システムを扱う「Avigilon」は、どちらも市内に本社を置いています。また、北米の映画業界で第3位の都市でもあります。

■2位:ウィーン(オーストリア)/スコア:97.4

ウィーンの就業者の大多数は専門職、地方・国家公務員で、その割合は増え続けています。また、オーストリアのサービス業の従業員の半分以上がウィーンに住んでいます。全体的に、いまオーストリアで最も重要かつ急速に成長している産業は観光です。

■1位:メルボルン(オーストラリア)/スコア:97.5

5年連続で1位の都市で、主要産業は医療と社会的支援事業、製造業、小売業など。医療と社会的支援事業の分野は、2006年から2011年の間で建設業に続き大きく従業員数を伸ばしました。メルボルンは、「オーストラリアの文化の首都」と呼ばれ、オーストラリア式フットボールが始まった場所でもあります。

2015年のトップ5都市(5位は同立で2都市)のうち、4つはカナダとオーストラリアでした。人口密度は3.40、1平方キロメートルあたり2.88人ですが、平方キロメートルあたり46.65人。

ランキング・スコアで高得点の傾向がある都市は、中規模で比較的人口密度は低く、豊かな土地を持っていることがわかりました。どうやら、住みやすさは快適さや自給自足の程度、つまり発展度合いにも関わってくるようです。

ちなみに、最下位はシリアのダマスカスで、スコアは29.3。内戦が4年続いており、死者は30万人にものぼります。

しかしアメリカも例外ではなく、北アメリカの都市でも大きくスコアが下落しています。報告書によると、警察の残虐行為、あるいは黒人に対する白人警官の差別行為も人々に暗い影を落としているようです。

ミシガン州のデトロイトは、過去5年間では6番目に大きくスコアを下げています。ダマスカスやデトロイトに移住することは少ないかもしれませんが、旅行で立ち寄ることもあるはず。そのときは、ぜひ気を付けましょう。

(文/スケルトンワークス)

 

【参考】

These are the 5 most livable cities in the world-BUSINESS INSIDER

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