クルクミンが春ウコンの10倍以上!夏の肝臓疲れには秋ウコンを

  • LINEで送る
2015.09.09

shutterstock_273715592

そろそろ秋の気配が漂い始めましたね。夏の思い出はできましたか?

海水浴やバーベキュー、ビアガーデン、お祭りなどなど、さまざまなシーンでアルコールを摂取する機会が多かったのではないでしょうか?

そこで今回は、季節の変わり目の身体リセットと健康維持に効果的な自然界のスパイス「ウコン」の話題です。

■「ウコン」「秋ウコン」とは何か

高温多湿を好むウコンの、日本での主要産地は沖縄。

ウコンには「春ウコン」「秋ウコン」「紫ウコン」など品種があり、特に肝臓によいとされる「春ウコン」と「秋ウコン」の収穫時期は10月ごろとなります。

そして、普段わたしたちが「ウコン」と呼んでいるのが「秋ウコン」で、英語名は「ターメリック」。そう、カレーなどのスパイスに用いられるターメリックです。スパイシーな料理には欠かせない香辛料ですね。

そんな秋ウコンが肝臓にいいのは、「クルクミン」という成分のおかげ。東洋医学では古くからの常識だったそうで、肝機能強化や胆汁分泌を促進させるための生薬として、肝炎や胆道炎を訴える人に処方されていたといいます。

■カレー5杯でクルクミン30mg

なかでも秋ウコンには春ウコンの10倍以上のクルクミンが含まれているため、お酒を飲む人には秋ウコンがよいといわれているのです。

ただ、クルクミンは脂溶性なので水で摂取しても溶けにくく、そのまま摂取してもあまり体内に吸収されません。

でも、お腹にごはんなどが入っている状態で摂取すると効果的なので、カレーでクルクミンを摂取することは理にかなっているのかもしれません。

ちなみに、カレー約5杯分にはクルクミンが30mgも含まれるそうです。

■二日酔い以外にも健康効果が

「お酒を飲むときにはウコン」というイメージが強いと思いますが、事実ウコンは、殺菌効果、抗炎症効果、酸化防止剤効果も兼ね備えた健康食材です。

古くからウコンは食と医薬の関係が深い植物で、塊根や根茎は、食品、香辛料、衣服の染料や生薬として利用されてきました。また二日酔いの解消以外に、肝機能の改善、肝機能の強化、解毒作用の活発化などの効果もあります。

風邪をひいたときは1カップのぬるま湯に1/4のウコンを入れ、うがいしたり飲んだりすると喉の痛みを和らげてくれます。

■ウコンはあくまで適量摂取を

ただし、摂りすぎは禁物。国連の食糧農業機関(FAO)および世界保健機関(WHO)の合同会議は、1日に摂取してもよいクルクミンの量として、体重1㎏に対して0~3mgを推奨しているそうです。

たとえば体重60kgの人の場合、1日の上限目安摂取量は180mgが限度ということ。

生のウコンはすりおろして飲んだり、料理に加えたり、煮出してウコン茶にすると取り入れやすく、乾燥したものはカレーなどに使用できます。

摂取量を正しく守り、自然の力を借りて、疲れた肝臓に秋ウコンでリセットしてみてはいかがでしょうか。

(文/Marico Taguchi)

 

【参考】

スパイス&ハーブ総合研究所-ヱスビー食品株式会社

関連記事