仕事は中身で80%決まるが結果を左右するのは20%の飲み会?

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2015.09.20

suzie.20150920

『結果を出す男は「飲み会」で何をしているのか?』(戸賀敬城著、KADOKAWA)の著者は、雑誌『MEN’S CLUB』編集長。

奥様の誕生日を除き、年365日中364日会食しているのだそうですが、つまり本書では、飲み会で使える気づかいの仕方を伝授しているわけです。

■いまでも「飲み会で仕事の結果は変わる」

とはいえ著者は、「飲み会をうまくやれば、仕事がすべてうまくいく」などということを主張しているわけではありません。

バブルのころならともかく、この不景気の時代に「飲み会をやっていれば仕事がもらえて、すべてが順調に進む」などということはあり得ない話。

しかしそれでも著者は、「飲み会で仕事の結果は変わる」と断言できるのだそうです。

■仕事の中身は結果を出すための最低条件

現実的には、仕事は「中身」。つまりお客様は、「商品が魅力的」であればお金を出してくれます。

逆にいえば、どんなに性格がよく、たくさん接待してくれたとしても、仕事の中身がダメなら、「仕事をお願いしよう」「この人にお金を出そう」とは思わないということになります。

つまり仕事の中身は、結果を出すための最低条件。内容が伴っていなければ、いくら飲み会で奮闘しても無駄だということです。

しかしその一方、仕事の中身だけがよくても、結果がついてくるとは限らないともいいます。

著者のこれまでの経験からいえば、結果を左右するのは、飲み会を含めた「仕事の中身以外の部分」なのだとか。

結果の80%は仕事の中身で決まるけれども、20%は飲み会で決まるという感覚なのだそうです。

そして、「たった2割」ではありますが、この2割が結果を左右する重要な役割を占めるのだといいます。

■グレーな80%を20%が輝かせてくれる

たとえば企画のプレゼンを受けた結果、とても魅力的な内容で、ぜひ採用したいという気持ちに傾いているとします。

そんなとき、プレゼンをした相手が何度も仕事をしたことのある気心の知れている人なら、即決するかもしれません。

しかし初めて仕事する相手だったとしたら、80%はよいと思っても、「果たして鵜呑みにしていいのか?」とグレーの部分が残ることになります。

つまり、その不安を払拭するのが「飲み会」を通じたコミュニケーションだということ。

一緒に食事の席をともにすれば、相手の人柄や誠意などが垣間見えるもの。そこで相手によい印象を持ってもらえれば、安心して仕事を任せてもらえる可能性が高まるというわけです。

つまり飲み会は、グレーに曇っていた80%の仕事の中身を「透明感のある80%」にする大事なプロセス。

だから、どんなにすばらしい企画も、20%の飲み会がなければ輝かない。

それが、著者の考え方です。

なおタイトルは「結果を出す男」となっていますが、男女ともに応用できる内容だと思います。興味をお持ちになったら、ぜひ一度手にとってみてください。

(文/印南敦史)

 

【参考】

※戸賀敬城(2015)『結果を出す男は「飲み会」で何をしているのか?』KADOKAWA

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