アミノ酸がビールの10倍!日本酒は飲むだけでなく最高の調味料

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2015.09.21

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日本酒がおいしい季節ですが、飲むだけでなく、日本酒を調味料代わりに使う「食べる日本酒」のうれしい魅力をご紹介します。

今日から料理酒ではなく、「食べる日本酒」に代えておいしく健康的な食卓を演出しましょう。

■あらゆるジャンルの料理にもOK!

和食の調理として、日本酒を使うのは一般的。しかし、実は洋食や中華、エスニック料理、はたまたスイーツにも日本酒が使えるということは知られていないかもしれません。

日本酒特有のまろやかさや癖のなさは、どんなジャンルの料理とも相性抜群。邪魔をせず、料理をよりおいしく仕上げてくれるのです。

■日本酒と料理酒の大きな違いとは

日本酒は一般的に米と麹と水を原料とし、醸造酒である清酒のことをさします。アルコール度数は22度未満と高め。

そして料理酒(合成清酒)は、アルコールに糖類,有機酸やアミノ酸等を加えた酒。清酒のような風味がついたアルコール飲料で、度数は16度未満のものをさします。

日本酒は、ワインやビールなどにくらべても雑味がなく、アルコール度数の高さもあって古くから調味料として重宝されてきたそうです。

■調味料としての日本酒の6つの魅力

(1)食欲UP!うまみをプラスする。

日本酒にはアミノ酸が豊富に含まれていて、うまみを増加させる働きがあります。

ワインの約2倍、ビールの約10倍含まれているといわれ、うまみ成分の固まりなのです。またグルコースなどの糖分が含まれているので、「甘み」もプラスされます。

(2)素材をふっくらやわらかく

肉や魚の素材を煮たり、蒸したり、焼いたりすることで、素材の筋繊維内外の保水性が高まります。

それが素材のやわらかさを増進させ、ふっくらと仕上げてくれる理由です。

(3)ジップロック代わり!おいしさを逃がさない

植物性食品の細胞壁同士を接着するペクチンは、日本酒のアルコール成分により、加熱しても壊れにくいものになります。そのため、煮くずれなどを防いでくれるのです。

さらに、うまみ成分が溶け出すのも防いでくれるので、おいしさを逃がしません。

(4)焼き色・香りをプラス!食欲増進効果も

日本酒に含まれるアミノ酸や糖分は加熱することによって、糖質がカラメル化します。これが焼き色や香りをプラスしてくれるのです。

(5)頬が落ちるようなまろやかさと減塩効果

日本酒のうまみ成分や甘み成分は酸味や塩味をまろやかにし、他の調味料の効果を最大限に引き出してくれます。

塩や醤油の吸収率を高めるので、減塩効果も。

(6)臭みを取り除き、素材のうまさを引き出す効果

日本酒のアルコールが蒸発する際、魚の生臭みの素であるトリメチルアミンも一緒に蒸発するため、臭みを取り除きます。

無色透明なので、素材の見た目を変えず、余分な臭いだけを取ってくれるのも日本酒の魅力です。

✳︎

最近、発酵食品の健康効果に注目が集まっていますが、日本酒の麹発酵パワーを手軽に取り入れ、疲労回復、ストレス軽減、便秘解消、老化防止、美肌効果など、美と健康維持に役立ててみませんか。

(文/Marico Taguchi)

 

【参考】

日本酒増組合中央会

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