日本が好きな中国人は12%!では中国が好きな日本人の割合は?

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2015.09.22

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中国人観光客の大量買いを形容する、「爆買い」ということばがありますね。

多くの中国人が日本で買いものを楽しんでいる光景を見ていると、日本製品が大好きみたいだし、日本を好きな中国人も増えてきているんじゃないかと思うかもしれません。

でも実際に調査してみると、反日感情はあまり変わっていないようです。なぜ、戦後70年が経過しても、中国人の意識は変わらないのでしょう? そして逆に、日本人の中国人に対する意識は変わったのでしょうか?

■日本に好感を持つ国ランキング

アメリカのピュー・リサーチ・センターでは、アジアの近隣諸国が日本をどう見ているかを調査しました。

日本に好感を持つ国1位はマレーシア(84%)、2位ヴェトナム(82%)、3位フィリピン(81%)、4位オーストラリア(80%)、5位インドネシア(71%)、そして、9位の最下位が中国で12%でした。やはり、中国人は他のアジアの国々にくらべると、格段に日本に好感を持てない人が多いようです。

■中国に好感を持つ日本人は?

では、中国に好感を持つアジアの近隣諸国はどうでしょうか?

中国に好感を持つ国1位はパキスタン(82%)、2位マレーシア(78%)、3位インドネシア(63%)、4位韓国(61%)、5位オーストラリア(57%)、そして日本は最下位の9位で、たったの9%でした。

一方的に中国の人々が日本を嫌っているのではなく、日本の人々も中国を嫌っていることがわかります。

■安倍首相の中国への曖昧な謝罪

9月4日、北京では、「抗日戦争勝利70周年」を祝う軍事パレードが大々的に行われました。中国と日本の冷え切った関係は、こうしていまだに続いているのです。

8月14日には、この記念式典を前にして、戦時中に日本が中国に対してしてきた行為について、安倍首相が「戦後70年談話」のなかでこう語りました。

「我が国は、先の大戦における行いについて、繰り返し、痛切な反省と心からのお詫びを表明してきました。あの戦争にはなんら関わりのない私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪をつづける宿命を背負わせてはなりません」

若い世代は、中国に対して謝罪の気持ちを持つ必要はないと語っているわけですから、

日本政府が犯してきた戦争犯罪への反省と謝罪を求めている中国が怒るのは無理もありません。しかし、その背景には、日本が簡単には謝罪できない現実があるのです。

■南シナ海をめぐる日中の対立

今年に入って、中国は南シナ海の領有権を主張し、日本を挑発しています。

中国は現在、南シナ海に埋め立ての人工島を建設しているため、日本とアメリカが抗議しています。7月には、日本の海上自衛隊のトップが「この人工島を中国が軍事目的で使用するなら、南シナ海全域に中国の軍事的影響が及ぶだろう」と警戒するコメントを発表しています。

このような中国の脅威にさらされている現状があるため、日本政府は中国に対して、安易に柔軟な姿勢を取ることができないのです。

■中国人観光客は増加している

でも、日中間の関係は悪いことばかりではありません。最初にもお話したように、日本に来る中国人観光客は年々増加しています。

日本政府観光局の最新データによると、今年に入ってからの7カ月間で、日本を訪れた中国人観光客は、276万人でした。その数は、昨年の同じ時期の2倍にあたります。

先日行われた「抗日戦争勝利70周年」を祝う軍事パレードの日にも、多くの北京在住者が、パレードによる街の規制を避けて、3日間の日本への観光ツアーに出かけてしまったそうです。

「あなたは中国が好きですか?」と訊かれたら、なんと答えますか? おそらく「大好きです」と答える日本人はあまりいないかもしれません。

でも中国人観光客による観光収入は、いまや日本にとって欠くことのできない重要な収入源でもあります。これはもちろん、ビジネスチャンスでもありますが、私たち日本人の中国人へのネガティブな意識を変えるチャンスともいえます。

(文/スケルトンワークス)

 

【参考】

Survey: Only 12% of people in China have a favorable view of Japan, and it’s worse in the other direction-Quartz

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