トイレの離席のみは危険!1時間に一度の休憩が「早死に」を防ぐ

  • LINEで送る
2015.09.24

suzie.20150924

『一流の人をつくる 整える習慣』(小林弘幸著、KADOKAWA)の著者は、多くのプロスポーツ選手、アーティスト、文化人へのコンディショニング、パフォーマンス向上指導に関わっている自律神経の第一人者。

本書では多くの実績を軸として、「絶好調を手に入れるルール」を80種も紹介しています。

きょうはそのなかから、ビジネスパーソンならきっと気になる「座っている時間が長い人ほど早く死ぬ」をご紹介したいと思います。

■座っている時間が長い人の死亡リスク

アメリカのがん学会が発表したデータによると、1日に6時間以上座って過ごす人と3時間未満の人をくらべると、より長く座っているグループは男性で17%、女性で37%も死亡のリスクが高まるのだそうです。

そして著者によれば、これはまさに自律神経にも該当すること。

長時間座り続けていると血流が悪くなり、脳をはじめとする体全体に、十分な栄養素が行き渡らなくなるのだというのです。

そしてその結果、集中力が落ちてぼーっとしてくることに。それでは、仕事にも支障が出ることになっても仕方がありません。

■1時間に一度休憩とるだけで効果大

つまり、「長生きするため」ということももちろんですが、自らのコンディションを整え、仕事において常に高いパフォーマンスを発揮するためにも、こまめに動くことが大切なのです。

そこで、1時間に一度席を立ち、休憩することが必要。さらに理想的なのは、少しだけ外に出て、空を見上げてストレッチをすることだといいます。

そしてその際にはしっかりと深呼吸をし、水を一杯飲めば、自律神経は完璧にリセットされるのだとか。

そうやって常に体のコンディションを整える意識を持っていれば、確実に仕事のクオリティーは上がると著者。

ちょっとしたことが、大きな効果を生むということなのでしょう。

■こまめに立ち上がるだけでも効果あり

ただ、「いちいち外に出て休憩なんかできないよ」という人もいるはず。

そんなときは、さまざまな作業をする際に、こまめに立ち上がって、動くことを習慣にするだけでも違うそうです。

与えられた環境下で、最高の動きを実現するべきだということ。つまりは、自分次第なのです。

逆にいちばんよくないのが、自分で動こうとせず、なんでも人にやってもらう人。

たとえば資料をプリントアウトした場合には、プリンターの近くにいる人に持ってきてもらい、必要なものがあったら「◯◯さん、あれ持ってきて」と人に頼んでしまうような人。

結果的に、1日のうちで席を立つのはトイレのときだけなどということになると、健康的に最悪。

たしかに立場が上になってくると、そういうタイプになってしまいがちです。しかしそれでは、自分のコンディションが崩れ、パフォーマンスも下がる一方だということ。

おまけに早死にしてしまうのだとすれば、心当たりがある人は意識した方がいいかもしれません。

このように、短かなことがらが満載されているだけに、書かれていることを自分のライフスタイルに投影していけるはず。だからこそ、ビジネスパーソンならぜひとも読んでおきたい一冊です。

(文/印南敦史)

 

【参考】

※小林弘幸(2015)『一流の人をつくる 整える習慣』KADOKAWA

関連記事