四六時中の「四六時」ってどんな意味?気になる言葉の意外な意味

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2015.09.27

suzie.20150927

『バラ肉のバラって何? 誰かに教えたくてたまらなくなる”あの言葉”の本当の意味』(金澤信幸著、講談社)は、とても楽しい本です。

タイトルから想像できるとおり、ちょっと気になることばの意味を解説してくれているから。

しかも一項目が数行なので、空いた時間を利用してサクサク読むことができます。きょうはそのなかから、数字に関連することばを引き出してみましょう。

■1:「四六時中」の「四六時」って?

「四六時中」とは、「いつも」とか「しょっちゅう」などの意味を持つことば。なぜ「いつも」という意味なのかといえば、「四六時」が一日を意味するからなのだそうです。

四六とは九九のひとつで、答えは二十四。つまり四六時中とは、24時間で、言い換えれば一日中ということになるわけです。

■2:「しあさって」の「し」って?

今日の次が明日、明日の次が明後日、そしてその次は明々後日(しあさって)。ところで、この「し」とはどんな意味でしょう?

答えは簡単。今日を一日目と考えると、明々後日は四日目にあたります。つまり「し」とは四のことなのです。

■3:「海千山千」の「千」って?

ものごとの表も裏も知り尽くした、したたかな人のことを「海千山千」といいます。

これは、「海に千年、山に千年住んだ蛇は竜になる」という中国の故事からきているもの。

長く生きて、さまざまな場所でさまざまなことをしてきた人物のたとえで、要するに「海千山千」の「千」は千年のこと。

■4:「百葉箱」の「百葉」って?

なかに温度計、湿度計が入れられた百葉箱は、小学校の校庭の端に置かれていた白い木製の箱。

この「百葉」とは中国語に由来することばで、「(牛や羊)の胃」という意味なのだといいます。

牛の胃にはひだひだがたくさんありますが、それが「多くの葉がある」ように見えることから、「百葉」と呼ばれるようになったとのこと。

百葉箱は風通しをよくし、日光と雨が入りにくくするために、司法が鎧戸になっています。この戸のかたちが牛の胃に似ていることから、この名がついたと推測されています。

■5:「三平汁」の三平って?

サケ、ニシンなど魚の塩漬けや粕漬けと野菜を入れて煮た「三平汁」は、北海道の郷土料理。

1789年に書かれた『東遊雑記』という本でも紹介されているので、いまから200年前にはつくられていたことになるとか。

「三平」の由来はいくつかありますが、有力と考えられているのが、北海道・松前藩士の斎藤三平が考え出したというもの。

また、松前藩士が狩りに出た際に休憩した家の主人がもてなしたという説や、津軽藩士が北海道にわたって考えたという説も。

主人の名も津軽藩士の名も三平とされていることから、「三平」はつくった人の名前だと考えられているといいます。

ちなみに数字とか関係ありませんが、最後にタイトルの種明かしを。バラ肉のバラとは、あばら骨のこと。

あばら骨についている肉だから、バラ肉というのだそうです。

(文/印南敦史)

 

【参考】

金澤信幸(2015)『バラ肉のバラって何? 誰かに教えたくてたまらなくなる”あの言葉”の本当の意味』講談社

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