感情の8割は嗅覚から!よいニオイでネガティブ感情が消える!?

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2015.10.02

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芸術の秋、スポーツの秋、読書の秋。

気候もよく、過ごしやすいこの時期ですが、気分が沈んでしまっていると、なにをするにも楽しくありませんね。みなさんは、どのようにネガティブな感情を解消していますか?

■ストレス発散が上手な女性が行っていることは?

今年の春にマーケティング&リサーチ会社である株式会社シタシオンジャパンが行なったプチストレスに関するインターネット調査によると、

「上手にストレスを発散させている」という20~30代女性がプチストレス解消のためによく行なっているのは、「睡眠をとる(28.6%)」「本や漫画を読む(26.2%)」「テレビや映画を見る(23.8%)」「スイーツやスナック菓子を食べる(23.8%)」などが上位に上がりました。

なるほど。どれも手軽にできるストレス発散ですね。

でも、知識科学を専門とする社会心理学者のリュウ博士によると、もっとカンタンにできるネガティブな感情の解消法があるそうなのです。

それはズバリ、よい“ニオイ”を嗅ぐこと!

■五感のなかで嗅覚だけが直接脳に繋がっている

「人間の脳のうち、記憶や情動、喜怒哀楽などの感情をつかさどっているのは大脳辺縁系という部分なのですが、臭覚は、その大脳辺縁系に直接つながっています。

五感のうち、嗅覚以外の4つは視床下部を通って大脳皮質のそれぞれの感覚領域に情報を送り、それから大脳辺縁系に信号が送られます。しかし嗅覚はダイレクトに伝わるため、他の五感にくらべて喜怒哀楽や記憶への影響が大きいのです」(リュウ博士)

たしかに、土ぼこりのにおいを嗅いで、キツかった部活の練習を思い出したり、人混みでふと昔の彼の香りを感じてドキッとしたりすることがありますよね。

ニオイを嗅ぐだけでさまざまな記憶がフラッシュバックしてきたという経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。

■実は感情の8割はニオイからわきおこっている!

大脳辺縁系は記憶だけでなく、情動や、喜怒哀楽などの感情もつかさどっているため、リュウ博士によると、ニオイを嗅ぐことで記憶を呼びさますだけでなく、感情にも影響があるのだとか。

「人は情報の8割以上を視覚から得ます。しかし、感情の8割はニオイ。たとえば食事を感じる8割は嗅覚、2割は味覚です。情報は視覚、感情は臭覚なのです」(リュウ博士)

つまり、「楽しい記憶が呼び覚まされるよいニオイを嗅ぐ」のが、いちばん手軽なネガティブ感情の解消法といえそうです。

記憶にひもづけられた「よいニオイ」の感覚は、人それぞれ。ラベンダーの香りかもしれないし、ニンニクを焦がした香ばしいニオイかもしれません。

どんなニオイであろうと、いい気分になれるならそれでOKとのこと。ネガティブな気持ちになりそうになったら、迷わず自分にニオイのご褒美を与えて、ネガティブな感情なんて消し飛ばしてしまいましょう。

(文/宮本ゆみ子)

 

【取材協力】

リュウ博士/八木龍平・・・大学でコミュニティ論を教える社会心理学者。ライフワークは神社参拝。共著『本当の自分がわかる6眼心理テスト』(創元社)、ライター『絶景と美味とパワースポット』(サンクチュアリ出版)

 

【参考】

リュウ博士の自分で考えるスピリチュアル

プチストレスに関する調査-株式会社シタシオンジャパン

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