努力にお金がかかっても気にならない?夢をかなえられる人の特徴

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2015.10.15

suzie.20151015

ムダな努力を重ねたところで、「才能」と「能力」と「時間」と「お金」を、無意味に消費するだけ。さらにいえば、「心」も消耗させることになりかねない。

こう大胆にいい切るのは、『努力の選び方』(井上裕之著、フォレスト出版)の著者。

いいかえれば、「ムダな努力」を捨て、報われる努力を選び、実践することが重要だということです。

■「なりたい自分」になるにはお金がかかる

そんな著者は、「なりたい自分」になるための過程において、もっとも大きな障壁になるもののひとつとしてお金の心配を挙げています。

スキルを高めるため努力をするにしても、そのための時間とお金を捻出する必要は出てきてしまうもの。

しかし、仕事に割いている時間をそちらに回したとしたら、そのぶん収入が減ってしまう可能性が高くなります。

そうなると、またどこかでお金を稼がなければならなくなるため、仕事やアルバイトに時間を取られてしまうことに。

すると結果的に勉強する時間がなくなってきて、悪循環に陥ってしまうというわけです。

しかも勉強している人たちは、書籍を購入したり、セミナーに通ったり、自分に投資しているもの。

だから、普通に生きている人よりもお金がかかっていることになり、その負担は決して小さいものではありません。

残念ながらそういう意味で、もともとお金持ちの家に育っている人は、それだけアドバンテージ(優位性)があるということになります。

そして、そうでない人にとって、それは大きなハンデになってしまいます。

お金があれば時間すら買うことができるというのは、なんとも理不尽な話です。

■夢をあきらめる人とあきらめない人の違い

では、時間とお金に振り回されて夢をあきらめてしまう人と、あきらめずにチャンスをつかむ人との違いはなんなのでしょうか?

このことについて著者は、たとえお金のリスクを背負ったとしても、「なりたい自分になってみせる」という覚悟があるかないかだと断言しています。

つまり「なにがなんでもこれを獲得する」という欲求が生まれれば、苦労は苦労でなくなるということ。

「私はこれだけの投資をしているんだ。なんとしてでもここでチャンスをつかんでみせる」

そんな強い思いが、自分自身のステージを上げる起爆剤になるというわけです。

成功者だって、はじめからお金持ちだったわけではありません。むしろ社会は、チャレンジして裸一貫から成功を掴んだ人が、経済活動を行うことで回っていくもの。

だからこそ、「お金がないから行動できない」と考えるのはおかしいと著者。

お金のことが気にならなくなるほどの努力を見つけることで、人は大きく成長していくという考え方です。

他にも「ムダな努力の減らし方」から「効果的なスキル修得法」まで、幅広い内容。読んでみれば、なんらかの気づきが得られるかもしれません。

(文/書評家・印南敦史)

 

【参考】

※井上裕之(2015)『努力の選び方』フォレスト出版

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