35歳で6人に1人が経験している!意外と高い「流産の発生率」

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2015.10.18

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自分や友だちの妊娠がわかったとしたら、とてもおめでたいこと。母子ともに元気で出産を終えられるのがいちばんですが、実は流産のリスクは意外に高いものなのです。

最近では第一子を30代で出産する人が増えてきましたが、35歳での流産発生率はおよそ16%、6人に1人が流産を経験する計算になります。自分や周りの人にも起こる可能性がある流産の発生率について見ていきましょう。

■流産の定義は妊娠22週未満まで

流産とは、妊娠22週未満までに、なんらかの理由で妊娠が継続できなくなってしまった状態のことをいいます。ほとんどの流産は妊娠11週までに起こるといわれています。

原因の大半は受精卵に問題があることで、これを防ぐ方法はいまのところありません。いろいろ気をつけていても、流産が起こってしまうことはあるのです。

■若くても流産発生率は意外に高い

流産のリスクは、年齢とともに上がることが知られています。

研究によって差がありますが、いくつかの研究をまとめた『Advanced Fertility Center of Chicago』によれば、その確率は30歳以下で8%、30~34歳でも12%。多くの人が子どもを産む30代前後でも、流産の確率は意外に高いのです。

■年齢とともに流産のリスクは上昇

35~37歳になると、流産の発生率は16%、38~39歳では22%に上昇します。

さらに40代では40~41歳が33%、42~43歳は45%と、年齢が少し上がるだけで発生率が格段に高くなっていきます。44~46歳では60%と、実に半分以上の人が流産を経験する計算になります。

年齢とともに流産リスクが上がるのは、染色体の異常が増えるためだと考えられていますが、なぜ年齢が上がると染色体以上が増えるのかはわかっていません。

■自分や誰かを責めてはいけない

子どもを授かったという喜びが大きい分、流産すると悲しみは深くなってしまいます。流産したお母さんは自分を責めたり、周りの人も「なんとか防げなかったのか」と暗にお母さんを責めたりするようないい方をしてしまうことがあります。

しかし流産が起こる原因は、受精卵側の問題や、染色体異常など、防ぎようのないものが大半。誰もが当事者になるかもしれないだけに、おぼえておきたいところです。

■流産リスク下げるためにできること

心がけだけで防げるものではないとはいえ、流産のリスクを低くするためにできることはあります。まず禁煙は大原則。喫煙をしていると流産の発生率は高くなりますし、子どもが無事に生まれた場合にも悪影響があります。

そして、アルコールの摂取にも注意が必要。特に妊娠して最初の3ヶ月は、1日1杯程度の量でも流産リスクが高まってしまいます。

カフェインのリスクには諸説ありますが、コーヒーなら1日2杯、紅茶なら3杯程度に抑えたほうがよいといわれています。

また、肥満の女性は要注意! 体重(kg)を身長(m)×身長(m)で割ったBMI値が30以上の人は、標準体型の女性にくらべて、2倍も流産発生率が高いのです。

授かった子どもが無事に産まれてくることは、私たちが思う以上に大変なことなのですね。妊娠が発覚したら、無事に元気な赤ちゃんが生まれてこられるように気をつけましょう。

(文/スケルトンワークス)

 

【参考】

Female Age and Miscarriage and Fertility-Advanced Fertility Center of Chicago

Miscarrige-ABC Health&Wellbeing

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