とりすぎ注意!塩分が多く含まれている「定番調味料」トップ10

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2015.10.30

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料理に必ず入れる「調味料」。味を整えたり隠し味にしたり、種類も使い方もさまざまです。

しかし、気をつけたいのがその塩分。

厚生労働省が定める、日本人の1日のナトリウム(食塩相当量)の目標値は男性8.0g、女性7.0g。そのなかに加工食品など食材の塩分のほか、調味料の塩分も収めなくてはいけません。

ところがこの調味料、けっこうな塩分を含んでいるのです。

今回は、管理栄養士の望月理恵子さんに定番調味料の中から「塩分が高い調味料トップ10」を伺いました。それぞれ大さじ1杯の塩分量で比較。要注意な調味料をチェックしてみましょう。

■10位:ポン酢(塩分1.5g)

CMのおいしそうな料理風景のイメージも手伝って、ついドバドバッとかけてしまうポン酢。柑橘果汁の酸味が強いものの、しょうゆや鰹節などの出汁もしっかり使われています。

1回の使用量が多くなりがちなので、なるべく「かける」のではなく「つける」を意識して、使いすぎに注意したい調味料です。

■10位:コチュジャン(塩分1.5g)

ビビンバに欠かせない、韓国の代表的な調味料。唐辛子の辛みともち米麹の甘みに糖類をプラスしたもので、同じく唐辛子を使った発酵調味料である豆板醤よりも塩分は少なめ。

ただ、糖分を含むためカロリーはこちらの方が多めです。あくまで少量を心がけて。

■8位:赤みそ(塩分2.2g)

白みそにくらべて熟成期間が長くコクもある赤みそ。保存がきくように、塩がたっぷり含まれています。

みそ汁1杯には約大さじ1のみそが入っていますので、赤だしのみそ汁1杯で2g以上の塩分を摂っていることに。ちなみに、白みそを使えば約1.2~1.5gに抑えられます。

■7位:豆板醤(塩分2.4g)

原料はソラマメ、塩、麹、唐辛子など。回鍋肉や麻婆豆腐といった四川料理に使われるだけあって唐辛子の辛みが強いですが、じつは塩もたっぷり使われていて、日本の赤みそより多めです。

四川料理を食べるときには、ほかの食事の塩分を控えめにするなど1日の塩分摂取量に気をつけましょう。

■6位:濃口しょうゆ(塩分2.6g)

食卓でも欠かせない濃口しょうゆですが、塩分はかなり多め。かけると食材に染み込み、必要以上に摂ることになってしまうので、食卓で使うときには「かける」のではなく「つける」習慣をつけましょう。

■5位:薄口しょうゆ(塩分2.9g)

うすくちという言葉から、塩分も控えめと誤解している方はいませんか? これは見た目の色が薄いという意味。味はしっかりとついていて、濃口よりも塩分濃度が高めです。

素材にあまり醤油の色をつけたくないときに使うもので、基本は薄口よりも濃口、濃口よりも減塩しょうゆを使う方が減塩になります。

■4位:顆粒風味調味料(塩分4.2g)

鰹エキスパウダーや鰹節粉末、そのほか化学調味料やうまみ調味料といわれる「グルタミン酸ナトリウム」などが原料ですが、主成分は砂糖と塩なので塩分は高め。

手軽にだし汁がつくれる料理の味方ではありますが、減塩のためにも、ときどきは鰹節や昆布でしっかりとだしをとりたいものです。

■4位:固形コンソメ(塩分4.2g)

ブイヨンを加工したものが固形コンソメです。お湯に入れただけでもスープができる完成された洋風だしで、調理もコンソメだけで仕上がるようになっているため、塩分も高めです。

使うときには、なるべく新たに塩を加えず、素材の味を生かした味つけを心がけましょう。

■2位:とりがらスープ(塩分4.32g)

肉を取り去った鶏の骨などのエキスのほかに、粉末醤油、酒精、ニンニクなどで味つけがされています。

かなりの塩分含有量ですが、実際に料理に使うのは1人分小さじ1/2(2.5g)程度なので、塩分量は1.2gほど。摂取量としてはそこまで多くなりにくい、と望月さん。

スープや炒めものなどいろいろな料理に活用できて便利な調味料ですが、コショウなどをきかせて、使いすぎないよう工夫しましょう。

■1位:食塩(塩分18g)

当然ながら、塩がトップです。もし塩を大さじ1杯分取ってしまったら、塩分摂取量は18g。一日の摂取目標量の2倍以上です。

ただし望月さんによれば、日本人は食塩以外の調味料で、全体の7割ほどの塩分を摂っているとのこと。食材自身に塩分が含まれている場合もありますから、料理に使う場合は控えめに。食塩として摂取する量は極力抑えたいものです。

厚生労働省の基準に抑えるためには、1食あたりの塩分量は2gちょっと。調味料だけであっという間に基準をオーバーしてしまいそうです。

「調味料は全体的に塩分が高いので、レモン果汁やカボス果汁など柑橘系の果汁を使ったり、素材の風味を生かして食べたりすると、減塩になります」と望月さん。とくに、酸味を利かせると塩味が少なくてもおいしく感じられ、甘味に比べて全体のカロリーも抑えられます。

健康的でも、おいしくなければつまらない。工夫をこらして、おいしくて健康的な食生活を心がけたいものです。

(文/よりみちこ)

 

【取材協力】

望月理恵子・・・管理栄養士、サプリメントアドバイザー、ビタミンアドバイザー。調剤薬局、サプリメント会社に勤務後、独立。強制・禁止などの指導ではない“楽しく自然に身に付く栄養カウンセリング”と、アンチエイジングクリニックや皮膚科などで美容・肩こり・冷え・眼精疲労など“健康な人にもおこりうる悩みに対してのカウンセリング”を得意とする。現在は、健康検定協会を運営しながら、栄養専門誌など、幅広い媒体で執筆活動中。

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