欧米人より1.5倍も太い日本人の髪でやわらかい質感を出す方法

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2015.11.04

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ヘアカタログでも人気の「外国人風ヘア」。でも、なんとなく雰囲気が似たとしても、どこかが違う……。なにが原因なのでしょうか?

今回教えてくださったのは、川崎市のヘアサロン『gite by Core Flock』の代表、浜口雄一さん。美容メーカーの商品開発などにも携わる、業界きってのヘア博士です。

■日本人と西洋人の髪の違い

「『外国人風ヘア』は、お客様のオーダーにもとても多いオーダーです。『これが外国人風ヘアだ』という決めごとはないものの、やわらかい質感でルーズなスタイルをイメージする方が多いようです」と、浜口さん。

その「やわらかい質感」を出すために知っておきたいのが、日本人と西洋人の髪の量と太さの違い。

「日本人の髪の毛は1平方センチメートルに対して150本程度の本数が生えているといわれていますが、欧米人は1平方センチメートルに対して200本以上。

つまり、欧米人の方が密度が濃いのです。でも、逆に日本人女性の髪の太さは、平均約0.08ミリ。欧米人の平均は約0.05ミリですので、日本人の髪は欧米人にくらべ、平均して1.5倍の太さがあります」

私たち日本人の髪は、欧米人にくらべてそんなに太いんですね。外国人風ヘアがさまにならないのは、そんなところにも理由があるのかも。

■外国人風ヘアに近付く方法

「そうですね。外国人ヘアがうまくいかない人は、髪を細く見せるようなデザインを選ぶといいかもしれません」

具体的には、どんなデザインがいいのでしょうか?

「髪色が明るくなれば髪に軽さが出るので、実際よりも髪が細く見えます。やや明るめのカラーにした方が、外国人風ヘアに近づくと思いますよ。とくに欧米人の髪色は日本人と違って、赤みがほとんどありません。赤みを消してアッシュやマットなどの色を入れてあげるのがいいでしょう」

また浜口さんによれば、髪の量や太さだけではなく、キューティクルの枚数や角度も、欧米人と日本人はずいぶん違うのだとか。

「実は、日本人の方が欧米人よりもキューティクルの枚数が少なく、ダメージに弱いといわれているのです。キューティクルの傾斜角度も違って、日本人の方が角度が大きく外部からの刺激に対してキューティクルがめくれやすく傷みやすいこともわかっています」

なるほど。日本人の方が、よりヘアケアも重要ということですね。

「いまはそんなことありませんが、昔は海外でパーマをかけようとしたら、欧米人用のパーマ液が日本人の髪には強すぎて髪が溶けてしまったというような例もありました。一概にはいえませんが、日本人の髪に特化して開発しているシャンプーやヘアケア剤を使うのもおすすめです」

日本人の髪の特徴を知って、美しい髪でつくる「外国人風ヘア」を目指しましょう!

(文/佐藤友美)

 

【取材協力】

※浜口雄一・・・日本を代表する人気サロンのケミカル教育担当を経て『gite by Core Flock』をオープン。その豊富なヘア知識は、美容メーカーの開発担当者がアドバイスを求めにくるほど。ほかの店でパーマがかからなかった、髪のダメージがひどいなど、ヘアの駆け込み寺として知られる。

 

【参考】

gite by Core Flock ホームページ

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