結果をすぐ求めちゃダメ!不安は0から1を目指すだけでなくなる

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2015.11.12

suzie.20151112

『幸せなことしか起こらなくなる48の魔法』(大木ゆきの著、ワニブックス)の著者は、各種ランキングで1位を記録したブログ『幸せって意外にカンタン!』でおなじみの人物。

本書では苦しんでいる人に対し、「不幸なのではなく、ただ単に、幸せを見逃しているだけ」だという考え方を軸として、幸せと自分自身とをつなぐ方法を説いています。

きょうは第三章「壁にぶち当たったあなたへ」から、数字に関連したトピック「0から1を着実に進もう!」を引き出してみたいと思います。

■0から10ではなく「0から1」を着実に進もう

特に自分の人生に新たな展開がある場合、人はなにかと不安になるもの。しかし、不安になる大きな理由のひとつが、「一足飛びに結果を出そうとする焦り」だといいます。

いきなり0から10をつかもうとするのは、地上から山頂まで駆け上がるようなもの。しかしそれだと、しんどくなってしまっても当然です。

そして、ただでさえ不安なのに、「そんなことできるかなぁ……」「相当がんばらないといけないだろうなぁ……」と、ますますストレスがかかってしまう。

本当なら0から1進んだだけでも大きな進歩であるはずなのに、1進んでも「たいして進歩がない」と判断してしまうわけです。

それどころか、「もたもたしてるなあ! いったいなにをやってるんだろう」と、自分を攻め立ててしまうことになることも……。

■自分を追い込む思い込みは悪循環を生む

しかし問題は、「早く結果を出さなければいけない」「自分は全然努力が足りない」という思い込みを強烈に持っている人のまわりには、似たような人が集まってくるということ。

「いつまでそんなことをやっているつもりだ!」と怒る人や、「全然進歩がないわね」という人ばかりになってしまうというわけです。

するとますます焦ってきて、それがまた新たなストレスになり、なにもやる気が起こらなくなってしまう。

その結果、そこのことをまた責めはじめ、どうにも立ち行かなくなることに。いわば、悪循環に陥るわけです。

著者も、昔はそういうタイプだったのだそうです。そして、それは一種の完璧主義であり、まじめな日本人に多いとも指摘しています。

親や学校から「早くやれ」「ちゃんとやれ」「休むな!サボるな!」とさんざんいわれてきた人も少なくないと思いますが、つまりはそういうタイプが危険だということ。

■「0から1」に進めたら祝うと悪循環を防げる

では、どうすればいいのでしょうか?

この問いに対し、著者はこう回答しています。

0からいきなり10を目指さずに、まず1を目指す。

1なら簡単です。そして1進んだら、ちゃんとお祝いをすべきだといいます。少なくとも大切なのは、自分を褒めること。なにか自分にご褒美をあげると、もっといいそうです。

そうやって一歩一歩進んでいくと、だんだんその道のりが楽しくなるもの。そして、徐々に輪が広がっていくもの。

少しずつであろうとも、確実に進歩しているという感覚は、とても感動的だといいます。

逆に無理して一足飛びに10を目指すと、もとも子もなくなってしまう場合もあるもの。しかし着実に進んでいると、力も着実についてくるので安定し、なにかあったとしても簡単にくずれるようなことはないというわけです。

そして、ここで重要なのは、一歩一歩を大切にしていれば、途中から、急速に加速していくチャンスがやってくるということだとか。

チャンスには段階があり、たくさんの人と分かち合おうという気持ちがあれば、次のチャンスもやってくるもの。

■プロセスを楽しむ人にはチャンスがやってくる

つまり、段階を追って進み、一段進むごとにお祝いすることが大切なのだということ。

そして目の前のことを、一生懸命心を込めてやる。その結果として自分自身が楽しそうに見えれば、人が集まってくるというわけです。

幸せになるためのいい方法がわかったら、それをまわりの人たちにも分かち合う。そして、幸せな人が増えていくことを応援する。

それが大切。

プロセスを楽しんでいる人のもとには、必ず大きなチャンスがやってくるもの。そしてチャンスが訪れたら、喜んでそれを受け取る。

そして、あとから来る人たちのために。道をならしておくことが大切だといいます。

著者の考え方は、とてもポジティブで前向き。だからこそ、読んでみれば、それをパワーにつなげることができるかもしれません。

(文/書評家・印南敦史)

 

【参考】

※大木ゆきの(2015)『幸せなことしか起こらなくなる48の魔法』ワニブックス

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