日本では罰金30万円!理由がおバカすぎる5つの通報エピソード

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2015.11.17

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日本の緊急通報番号は、警察が110番、消防と救急が119番ですが、イギリスではどちらの場合も999番となります。

イギリス最大の警察組織であるロンドン警視庁で1日に受ける緊急通報電話は21,000件に上りますが、そのうち緊急案件は6,000件で、緊急でない案件は15,000件と倍以上。

どうでもいいことで緊急通報番号に電話してくる不届き者がいるのは万国共通のようで、事例には枚挙にいとまがありません。

そこで、イギリスの困ったちゃんたちが緊急通報番号にかけてきたおバカで面白い理由をいくつかご紹介します。

■1:「マンUの監督出せ!」

2014年1月、イングランドの人気サッカーチーム、マンチェスター・ユナイテッドが試合に負けた夜、お酒に酔った男性が999に電話。

同チームのアレックス・ファーガソン監督(当時)を出せと要求しました。オペレーターが「この電話は犯罪を通報する番号です」と伝えると、「犯罪? 今夜のマンUのパフォーマンスは犯罪だね」と返しました。

■2:「妻が食事を用意してくれない!」

とある男性が緊急電話にかけてきた理由は、「妻が食事を用意してくれない」こと。この男性のために奥さんがテーブルに用意にしておいた食事は、昨日の夕飯の残りのサーモン・サンドイッチふつだけだったとか。

応対したオペレーターは、「奥さんが食事を用意しないことは緊急事態じゃないから、こんな電話は受けられません」とピシャッと返しました。

■3:「食べものがないのにリスが!」

ある女性から、灰色の体毛をしたリス「トウブハイイロリス」がいるのに、近所にハシバミの木がない、と緊急通報が入りました。

いわく、「リスの命が危ないのよ!絶滅危惧種なのに食べ物になるハシバミの木が近くにないんだもの!」。実は、イギリスにもともといたのは体毛が茶色のキタリスで、外来種のトウブハイイロリスのせいでキタリスは絶滅危惧種となりました。

オペレーターが絶滅危惧種はキタリスだと指摘すると、「多分、キタリスとトウブハイイロリスのハーフだと思う」と言い訳を口にしました。

■4:「発光体が空に浮かんでいる……。UFOかも?」

ある秋の夜、パニック状態の男性から999に電話が入りました。燃えるように光る飛行物体が自宅上の空に浮かんでいる、と。オペレーターに詳細を聞かれると、「エンジン音もなくただ浮かんでいる」と答えたそう。

オペレーターは地元の警察に連絡するといって通話を終えました。その数分後、同じ男性から再び緊急電話が入り、「信じられないかもしれないけど、さっきの発光体、月だった」と報告したそうです。

警察当局は、通報した男性が本当にパニック状態だったことから、いたずら電話ではなく本物の天然ボケだったと判断しています。秋の名月がUFOに見えたとは驚きです。

■5:「トイレットペーパーがない!」

「どんな緊急事態ですか?」というオペレーターに、「トイレットペーパーがなくなりました」と返す声。

「そんな理由で999にかけてきたんですか?」とオペレーターが確認すると、「え、これ999? 間違えました」と電話を切ったそう。いったいどこにかけたつもりだったのでしょうか?

緊急でない案件で999に電話をすると、本当に999の助けが必要な人たちの通話を阻害し、人命に関わることになりかねません。

そのため、イギリスで緊急通報番号にいたずら電話をすることは法律で禁止されています。処罰は5,000ポンド(約93万円)の罰金か最長半年の禁固刑です。

日本では、虚偽の通報をした場合は30万円以下の罰金または拘留となります。緊急以外の連絡先として、警察相談電話(#9110)がありますので、緊急性が低いときはこちらを活用しましょう。

(文/松丸さとみ)

 

【参考】

Nine-nine-whine: After Manchester United fan’s rant here are more time-wasting 999 emergency calls-Mirror

Emergency call: The man who mistook the moon for a UFO-THE WEEK

Central Communications Command-Metropolitan Police Service

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