外国人からすると難解で理解できない「日本語の数字の使い分け」

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2015.11.22

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「9日」「9枚」「9時」

日本人なら、「ここのか」「きゅうまい」「くじ」とスラスラ読めますよね。しかし、これ、外国人にとってはものすごく難しいものなんです。誰もが無意識に使い分けている、日本語の数字の難しさをご紹介しましょう。

■日本語の数字は3段階に難しい

日本語の数字には、「4」は「よん」「し」、「7」は「なな」「しち」など、2つの読み方があるものがあります。ただ、数字をいうだけの場合、ほとんど使い分けはありません。

これだけならちょっと覚える量が多いだけですが、日本語には「助数詞」というものもあります。紙なら1「枚」、鉛筆は1「本」といった単位のようなもの。助数詞は星の数ほどあり、大まかな規則性はあるものの、例外も多数。

さらに、日本語はこの助数詞によって、数字の読み方も変わってしまいます。数字に関しては、日本語は3段階に難しいのです。

■じつは助数詞の選び方は超難解

そもそも、数詞がある言語はあまりありません。中国語や韓国語には似たものがありますが、日本語ほどのバリエーションはないようです。

たとえば長いものは「1本」ですが、お箸はセットで「1膳」です。ではセットのものはすべて「1膳」かというとそうではなく、靴や靴下は「1足」です。しかし手袋は「1双」。さらにズボンは長くもないのに「1本」ですし、映画も「1本」。

外国人が理解できなかったとしても、まったく不思議ではありません。

■数字の読み方も助数詞で変化!

助数詞を選ぶのも大変ですが、正しい助数詞が選べても、さらに数字の読み方が変わってしまいます。

数字の読み方も「くじ」「きゅうまい」「ここのか」と変わる上に、助数詞の読み方も「いっぽん」「にほん」「さんぼん」と変化します。日本語、ハードル高すぎです。

しかも、規則性もあるにはあるのですが、バリエーションが多く、さほど参考になりません。

ですから、「よく使うものをおぼえるのがてっとり早い」ということになってしまうのです。

日本人が何気なく使っている数字も、外国人にとっては難しいもの。間違って使っている外国人がいたら、この長い道のりを思って、やさしく教えてあげましょう。

(文/スケルトンワークス)

 

【参考】

現代日本語の数詞と助数詞-奈良大学リポジトリ

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