数字には裏がある!回答と本音が大違いな街頭インタビューの実態

  • LINEで送る
2015.11.24

shutterstock_110102156

こんにちは。深沢真太郎です。

ビジネスパーソンを数と論理に強くする「ビジネス数学」を提唱する、教育コンサルタントです。

突然ですが、みなさんに問題です!

■交際人数の街頭インタビュー

たとえば、こんなリサーチ結果があったとしましょう。

「テレビ企画のため、街頭で20代の女性にインタビューしました。

“これまでの異性との交際人数は?”

結果は、平均で4.5人という結果。つまり、だいたい4人から5人が多いという20代女性の実態がわかりますね」

さて、このリサーチの結論「だいたい4人から5人が多い」は本当でしょうか?

ビジネスシーンで数字を使うことの多い方なら、そうとは限らないというツッコミができることでしょう。恋に臆病な「0人」「1人」が多い一方、一部の「10人」や「20人」といったモテ女子(?)が今回のリサーチに入っていれば、このような平均値になることは想像できます。

しかし、実は「平均値の裏を読みましょう」というテーマをここでお話したいわけではありません。

今回のテーマは、数字の「裏」を読む。そろそろ本題に入ります。

数字を読み解く際は、その数字に人の感情が込められていないかを疑いましょう。どういうことか、説明します。

■街頭インタビューの回答実態

今回の調査は、街頭インタビューでした。そもそも、女性たちはこんな「余計なお世話」なインタビューに本音で答えるのでしょうか。

「こんな失礼な調査、適当に答えておけばいいや」

「中途半端に多い人数を答えるとなんだかイメージ悪そうだし、少なめに答えておこう」

そんな心理状態のなかで答えた数字であることが想像できます。つまり、この平均4.5人という数字には、人の感情が込められている可能性が高いのです。

逆にこの調査を男性にしたとしましょう。

「さすがに0人とは答えにくいな……」

「ちょっと多めに言っちゃおうかな」

もしかしたら、そんな心理がはたらくかもしれません。

イメージを守りたい女性、見栄っ張りでプライドの高い男性。そんなインサイトまで考慮すれば、今回の調査で得られた平均4.5人という数字が、「何も語らない数字」である可能性は極めて高いですね。

実際、このようなアンケートをすると男性は実態の3倍の人数を言い、女性は実態の1/3の人数を言うといった俗説もあります。

その数字は、いつ、どんな状況で、どんな手法で、誰の、どんな気分のときに、誕生したものなのか。

そこまで考えて数字を読むことができたら、あなたはもう立派な数字に強いビジネスパーソンです。

数字の裏を読むとは、その数字の生みの親の心を読むことでもあるのです。

(文/深沢真太郎)

 

【参考】

深沢真太郎(2015)『数学女子 智香が教える 仕事で数字を使うって、こういうことです』日本実業出版社

suzie.20150629

関連記事