「1週間おきの会議」は次回いつ開催?誤解されやすい時間の表現

  • LINEで送る
2015.11.26

shutterstock_73536418

「この会議は2週間おきの開催です」と言われたら、次の会議はいつ行われることになるでしょうか。2週間後? それとも次は3週間後?

普段何気なく使っていますが、改めて聞かれると、ちょっと考えてしまいますよね。正しい日本語の意味としてはどうなっているのでしょうか? 「おき」の意味と使われ方を探ります。

■誰かに「2週間おき」と言われた時の対処法

そもそも「おき」ということばはどういう意味があるのでしょうか。新明解国語辞典によると、「おき」は「一定の間隔を置いて何かが規則的に繰り返されることを表す」とあります。

つまり、ことばの定義上は「それだけの感覚を置く」という意味になります。「2週間おき」と言われた場合は「2週間の間隔を空けて」というのが本来の意味になるわけです。

先の例で言えば、会議の開催は「3週間後」が正解ということになります。ただし、この場合には、3週間後のどの日なのかははっきりとは決まってはいないそうです。

「2週間おきの開催」のような言い方をされたときには、同じ曜日に開催されるのかどうかは毎回確認が必要なようです。

■短い間隔の場合には「おき」の意味に変化が

しかし、NHK放送文化研究所によると、現在では短い時間と長い時間で、「おき」ということばの使われ方が違っているのだそうです。

「1秒おき」「1分おき」といった短い時間では「毎秒」「毎分」と認識され、「1ヶ月おき」「1年おき」などの長い時間の場合は「2ヶ月に1度」「2年に1度」と認識されるのだといいます。

でも、人によってどれくらいの期間が「短い」と感じて、どれくらいの期間を「長い」と感じるかは異なりますよね。

これでは、「1週間おき」と言われたときに、「毎週」ととらえる人がいても、「2週間に1回」ととらえる人がいても不思議ではなさそうです。こうなってくると、「おき」ということばを使うのを避けたくなってきてしまいますね。

■誤解されたくない時には別の言い方をしよう

人によって使い方の異なる可能性のある「おき」ということば、誤解されては困る場面では、誤解の余地のないように別の言い方を考えたほうがよさそうです。

例えば、「1週間おき」ではなく、「2週に1回」と言えば誤解は防げますし、「1ヶ月おき」は「2ヶ月毎」、「3日おき」は「4日ごと」などのいろいろな言い方で代用することができます。

特に、スケジュールが大切なビジネスの場面では、無意識にあいまいな言い方をしてしまわないように、言い方は気をつけたいですね。

何気なく使っている「おき」。短い時間と長い時間で使われ方が違うなんて、考えたことがなかった人が多いのではないでしょうか。日本語の持つ豊かな表現を楽しみながらも、誤解されないように使い方には気をつけましょう。

(文/スケルトンワークス)

 

【参考】

最近気になる放送用語-NHK放送文化研究所

関連記事