いつの間にか借金500万円?孤独を感じた時にNGな3つの行動

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2015.12.08

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浪費はほとんどの場合、空虚感や孤独感など心の隙間を埋めるための代償行為です。本当に心が満たされているわけではありません。

ありがちなのが、余計な買いものや、パチンコやホストにはまってしまうこと。

今回は、この代償行為がどれほどの無駄になるのか、節約アドバイザーのヨースケ城山さんに計測していただきました。

孤独を感じたとき、こんなことにお金を使っても不安の解消にはなりません。絶対にやってはいけない無駄遣いだと心に刻んでもらえればと思います。

■1:ほしくもない装飾品を買う

必要でもないものをつい買ってしまう、お金があるとあるだけ使ってしまう、という場合は浪費癖である可能性があります。買いものをすることで、満たされないなにかを満たすための依存心のあらわれだということ。

心のブレーキがかけられず、コントロールがきかなくなり、お金を使うことの快感、高揚感から抜け出せない状態であるといえます。

お金を使うこと自体が快感なので、買ったものは開封せず部屋に置きっぱなしということもあるほど。症状がひどくなってくると、友だちにプレゼントを突然あげたり、一緒に買いものに行って友だちの分も買ってあげるというような行動にもなりがち。

ここまで行くと買い物依存症です。しかもお金を使うことが目的なので、借金してでも繰り返しがちです。

こうなると自分自身でなおすのは難しいため、専門医にかかることが必要になってきます。

実際に、『買い物依存症OLの借金返済・貯蓄実践ノート』(合同フォレスト)の著者・ファイナンシャルカウンセラーの西村優里さんは買いもの依存症で500万円もの借金をしています。

500万円といえば、自身の年収以上の額であるはず。お金を使うことによって不安感を減少させる行為は、絶対にNGです。

■2:パチンコにはまる

パチンコ屋は騒がしく、人をトランス状態にしてくれます。しかし、孤独感からパチンコに行くのは危険です。

平成25年のパチンコの市場規模や遊技人口を算出した「レジャー白書2014」(公益財団法人日本生産性本部)によれば、市場規模は18兆8千億円。驚くほどの巨額が動いているのです。

一方で、パチンコ遊技への参加人口は、対前年比で140万人減少し、1,000 万人を割り込む970万人となっています。

ちなみに25年前の平成元年は市場規模が15兆3千億円、遊技人口が2,990万人でした。

この25年で遊技人口が激減しているのに、市場規模はさらに大きくなっていることがわかります。

市場規模を遊技人口で割って、ひとりあたりの遊技費用を出してみると、平成元年は年間51万円。これが平成25年には年間194万円となっています。

つまり25年前に月に4万円使っていた人が、いまでは月16万円ほど使っているということです。実に4倍です。しかし、所得が4倍になったわけではありません。

ここには、孤立感や孤独感が反映されているといえます。ひとりで暮らしている人、または家族といても孤独感を感じている人、しかも没頭することのない方が、たまたま行ったパチンコで大勝し、はまってしまうというパターンです。

月16万円も使っていて生活が成り立つはずがありません。パチンコ依存によって得られる高揚感で、不安は0にできません。むしろ逆に孤独感が増すだけです。

■3:ホストクラブにはまる

最後は、ホストクラブです。

ホストクラブにはまって借金100万円に陥った、なんて体験談をテレビ番組やゴシップ記事で見かけたことがあるでしょう。

それまで堅実な生活をして500万円を貯金していた人が、あっという間に100万円の借金を抱えたとすれば、その差は600万円です。

特別扱いされるのが楽しくて何度も通ってしまいたくなるようですが、それで孤独感がなくなるわけではありません。それどころか借金返済によって、逆に孤独感が増します。

最近でも、17歳の女子高生がホストにはまり、親に隠れて300万円も借金していた事件がありました。これは、スマートフォン依存によるものだったそうです。

孤独感から、スマートフォンのアプリで出会った人にお金を使ってしまうのは絶対にいけません。有料の出会い系アプリの類も要注意です。

城山さんは、お金を簡単に借りられる社会になったことが、こういった負のスパイラルを生んでいるといいます。

「いずれのケースでも簡単にお金が借りられる現在の社会の姿が浮かび上がってきます。

一昔前ならお金は知人、親戚、親、兄弟にしか借りられず、しかも頼みづらいので、他のもので孤独感を紛らわすしかありませんでした。自分のなかで孤独と向き合う時間を持って、思考錯誤して自分なりの楽しみを創作してきたのです。

しかしいまでは思考しなくても、簡単に享楽的な時間が手に入ります。これが現代なのですが、人の心は昔の方がはるかに豊かだった気がいたします」

そもそもひとりが寂しいと思うのではなく、ひとりでも楽しめるものを見つけることが大事です。お金を使って気を紛らわせるようなことはやめましょう。

(文/水野渚紗)

 

【取材協力】

※ヨースケ城山・・・節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、AFP、住宅ローンアドバイザー、年金アドバイザー。

著書は『給料そのままで「月5万円」節約作戦!』(ごま書房新社)。本の内容は、『らくらく貯蓄術。住宅ローン地獄に落ちない為の家計防衛のススメ。』にもまとめられている。

ブログ『節約アドバイザー ヨースケ城山ブログ』では、節約だけではなく転職活動、著書、社労士、FPのことを配信中。

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