30年も愛されるキャラは強い?ドラマが映画化される5つの理由

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2015.12.11

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テレビドラマの制作者やファンにとって、その作品が視聴者に愛され、続編や映画化が実現するようなブームになっていくことは喜ばしいはず。

ことし7月期に関西テレビ・フジテレビ系で放送されたEXILE・AKIRAさん主演のドラマ「HEAT」は、放送開始前から映画化を見越していたことが話題でしたが、プランが白紙に戻ってしまったことがわかりました。

ドラマの平均視聴率は4.1%(ビデオリサーチ調べ)と苦戦を極め、第9話で終了。映画化の話はいったんストップし、関西テレビの福井澄郎社長は「一回見なおすということでご理解ください」と会見で述べています。

やはり映画化まで成功させるのは、なかなか難しいことのようです。

では、どんなテレビドラマが映画化されるほど愛される作品に成長するのでしょうか? 調べると、5つの理由がみえてきました。自分の好きなドラマが、このポイントに当てはまれば劇場版の公開日も遠くないかもしれませんよ。

■1:漫画原作だから

テレビドラマの原作として、メジャーなのが漫画原作。漫画ファンを裏切らないベストマッチなキャストと、作品の空気感がうまくハマれば、大きなヒットも見込めます。

例)映画「ROOKIES-卒業-」(2009年5月公開)TBS系

「ごくせん THE MOVIE」(2009年7月公開)日本テレビ系

「のだめカンタービレ 最終楽章」(2009年12月、2010年4月公開)フジテレビ系

「映画 怪物くん」(2011年11月公開)日本テレビ系

■2:ファンが多い刑事ドラマだから

刑事モノは、キャラ立ちのする主役と、練られた脚本が見事に合わさると、テレビドラマでも長寿番組になる傾向にあります。

連続ドラマとして2002年から放送中の「相棒」(テレビ朝日系)は、現在「season14」まで続く人気作。主演の水谷豊さんの「相棒」は、寺脇康文さん、及川光博さん、成宮寛貴さんに継ぐ、4代目として反町隆史さんが演じており、「相棒-劇場版-」も2008年以降、3作品公開されています。

刑事モノですと「踊る大捜査線 THE MOVIE」(フジテレビ系)は1998年から4作品(スピンオフ作品を除く)、「アンフェア the movie」(フジテレビ系)も2007年から3作品が公開され人気となりました。

「あぶない刑事」(日本テレビ系)シリーズに至っては1986年のドラマ放送以来、2016年1月30日に第7作目の公開が決定しており、30年愛され続けたシリーズがいよいよファイナルを迎えます。

■3:ドラマのラストを映画で見せる展開だから

テレビドラマを全話見続けた人にとって、これは映画館に足を運ばずにはいられない手法です。劇場版で「衝撃の事実が明かされる!」、またはドラマでカップルになるまでを描いた恋愛モノが「あの2人が新婚旅行!」などと宣伝されていますね。

例)「SP THE MOTION PICTURE」(2010年、2011年公開)フジテレビ系

「セカンドバージン」(2011年9月公開)NHK

「映画 ホタルノヒカリ」(2012年6月公開)日本テレビ系

■4:原作者×主演の最強コラボだから

ドラマがヒットする条件にもいえることですが、原作と主演に絶大な人気があれば、劇場版までそのコンテンツが流行るのは間違いありません。

「容疑者Xの献身」(2008年10月公開)はテレビドラマ「ガリレオ」の劇場版。東野圭吾さん原作で、主演は福山雅治さんですね。連続ドラマは一度終了したものの、再び月9として返り咲き、2013年6月には第2弾「真夏の方程式」も公開されました。

■5:ドラマの視聴率が良かったから

なんといってもこれに尽きるかもしれません。ドラマのヒットで成功すれば、おのずと劇場版で興行収入が見込めるので、スポンサーもつきやすく大いに映画製作陣の助けになるでしょう。

例をあげると、「HERO」(2007年9月、2015年7月公開)のドラマ第1シリーズ(2001年フジテレビ系)の平均視聴率はなんと34.3%! 日本一の視聴率男である木村拓哉さんの代表作のひとつです。

しかし、このドラマはなぜ「○○THE MOVIE」になったの?と思うようなB級……いや失礼、マニアックな映画もありますね。その理由についてはまた、改めて調べてみたいと思います。

以上、5つの理由がすべて当てはまったとしても、映画化されないケースも。制作費の問題や、キャストのスケジュール、また劇場版として見られるだけの壮大なスケールが実現しないとなかなか難しいのでしょう。

いろんな人の想いやタイミングが合わさって実現する、テレビドラマの映画化。もしもお好きなドラマが映画化されたら、ぜひ映画館へ足を運んでください!

(文/中田蜜柑)

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