資料修正が3度目なら無視!無駄な残業を増やすダメ上司の対処法

  • LINEで送る
2015.12.13

shutterstock_247390777

日本では、なぜか残業している人が評価される傾向にあるため、つい長時間労働をしてしまいがち。

『Vorkers』の調査で、平均的な日本人は月に約47時間も残業していることがわかっています。

残業は、あまり多いとうつや不眠につながり、心や体が悲鳴をあげるケースも……。

では、残業時間を短くするにはどうすればいいのか? 残業を増やしている原因が上司にあれば、そこをなんとかすることが先決です。

そこで、『@DIME』で「あるあるビジネス処方箋」を連載しているジャーナリスト・吉田典史さんに、ダメ上司のパターンごとにベストな対処法を教えていただきました。

■1:定時に帰ると「あいつはやる気がない」と評価を下げてくる上司の場合

いちばん厄介なのが、残業しないと評価してくれない上司。もし上司がこういうタイプだったら、「自分とは違う人間なんだ」と思って、あきらめるという選択をした方がいいそうです。

吉田さんは、「そもそも上司や会社に期待してはいけない。期待をするから、余計なストレスになってしまう」といいます。

上司と残業の考え方が違うと思ったら、理解を求めないで、深入りを避けましょう。

■2:業務量が多いのに減らしてくれない上司の場合

残業は、むちゃくちゃな業務量のせいで発生するケースも少なくありません。なのに、上司が業務量を減らそうとしてくれない……。

こういったケースでは、「精いっぱいがんばりますので、●●までにせめて派遣社員でいいので人員を増やしてほしい」と交渉することが重要だそうです。

吉田さんによると、「我慢する、喧嘩するのは絶対にNG。忙しくてイライラしても、上司とぶつかってはいけない」とのこと。

第三の道「交渉」を選択してください。

そもそもこれは、上司に「ひとりでも仕事をできる」と認識されている、もしくは上司にとって都合のいい存在、便利なやつだと思われていることが原因。

交渉しないと、「あいつが勝手にひとりでやっている」といわれてしまいます。

まずは自分のキャパオーバーであることを受け止めて、ギブアップをしましょう。これは決して恥ずかしいことではありません。そして、上司と繰り返し交渉しましょう。

「理解のない上司とは距離をとったほうがいいが、おべっかではないけど、うまくコミュニケーションをとることが大事」なのだといいます。

■3:よくわからない理由でやりなおしを何度もさせて仕事を増やしてくる上司の場合

資料の修正指示が多すぎて、残業がやたらと発生してしまうケースもよくあります。

もし、上司が何度もやりなおしを指示してきたら、「最初はいわれたことをちゃんとやりましょう。次に、距離をとろうとしてください。

三回目、四回目の修正になってきたら、すぐに応じないように。考えるふりをする、もしくはうつむいて黙ってしまいましょう。

というのも、それで徹夜したとしても誰もほめないからです。

大切なのは、防波堤をつくること。ちょっとでも危機を感じたら、ひとりで抱えこまないで、困っていることを同僚に相談してください。

もちろん、社外で。雑談を含めて事実のみを話しましょう。そして、早い間にダメ上司について噂を拡げていってください。

こういった上司は個人プレーが多いので、周りから責めることが効果的なのです。周囲を味方につけましょう。

自分の味方が増えてきたら、さらにその上の上司と同僚とランチに行くとよりよいです」と吉田さんはいいます。

コロコロと指示が変わるのは、明確な考えがなく、経験もないからだそうです。だから、考える力が浅いということ。

なのに、「自分が偉い」「自分が正しい」と思っているので、深く話し合うことは無理なのだそうです。

そのため、論破してねじふせる行為もNG。

権限を持っている人とは戦わない、その上司に振り回されて疲労してしまった、という弱々しい姿を周囲に見せて、その上司がいかにダメ上司かをアピールして、こらしめましょう。

その上司も、「あいつには人脈がある」と感じると静かになっていきます。

■4:自分の発言を忘れて無駄なやりとりを発生させる上司の場合

やらなくてもいい仕事のせいで残業になってしまうケースも多いですよね。

もし上司が自分の発言をおぼえていないタイプだったら、頭にきても、その上司と同じ土俵に上がらないようにした方がいいそうです。

「いった」「いわない」のやりとりは絶対にしない。かわいくない部下を演じるのが正解なのだとか。

具体的には、「いやんなっちゃう」「いつまで続くんだ」「くだらない」などと独り言をしまくって、露骨にため息をつき、迷惑がっているパフォーマンスをしてみてください。

こういった上司は、自分では自分のことをまともだと思っているそうです。よって、電車の中で変な人を見かけたときと同じ対応をするといいのだとか。

■5:いままでやったことがないような無理難題を押しつけてくる上司の場合

最後は、無理難題を押し付けてくる上司の対処法です。吉田さんによると、「あいつならできるだろう」と思われているから狙われるのだそうです。

さらに、「無理難題は、孤立している人がやられやすいです。こういった仕事をひとりでしていると、情報砂漠になりやすい傾向もあります」といいます。

そのため、まずは隙をつくらないようにすることが大事です。

そして、とにかく周囲に無茶苦茶な仕事を任されていることを説明して、複数の人に協力してもらうための行動をとった方がいいとのこと。絶対に一人で抱え込まないで、とにかく横の交流を作って、味方を増やしてみてください。

どれも、「なるほど!」と納得してしまう有益なアドバイスばかりでしたね。

もし、上記1~5のような上司のせいで残業しているとしたら、ぜひ吉田さんのアドバイスをチャレンジしてみてください。

プライベートとのちょうどいいバランスで、仕事のパフォーマンスは高まるもの。ぜひ我慢も喧嘩もしないで、うまく上司を攻略していきましょう。

(文/水野渚紗)

 

【取材協力】

※吉田典史・・・ジャーナリスト。主に経営・社会分野で記事や本を書く。著書に『封印された震災死』(世界文化社)、『震災死』『あの日、負け組社員になった…』(ダイヤモンド社)、『非正社員から正社員になる!』(光文社)、『悶える職場 あなたの職場に潜む「狂気」を抉る』(光文社)など、多数。近著に『会社で落ちこぼれる人の口ぐせ 抜群に出世する人の口ぐせ』(KADOKAWA/中経出版)も好評発売中。

 

【参考】

あるあるビジネス処方箋-@DIME

関連記事