起業1年目から年収1000万円稼ぐ「起業成功者」独特の考え方

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2015.12.18

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「起業したい」と思ったことはありませんか? しかしその一方で、「私にはムリ」とあきらめている人、「どうすればいいか分からない」なんていう人も多いのではないでしょうか?

そんな人の背中を「大丈夫だよ」って押してくれるのが、『1年目から無理なく年収1000万円稼ぐ「起業1年目の教科書」』(今井孝著、かんき出版)です。

著者は、WEBセミナーだけでも延3万人以上にノウハウを伝える起業支援の専門家。

自身が起業当初はセミナーを開催しても閑古鳥が鳴き、数百万円投資して制作した商品は、ほとんどが在庫の山に。ネット広告につぎこんだ資金は一瞬で消えるなど、胃の痛みと闘いながらの1年目で、散々なものだったといいます。

そうした自らの経験を生かして考案したのが「段階思考」。一気に駆け上がるのではなく、一歩一歩、段階を踏みながら上がっていくという考え方です。起業し成功している人は、この段階思考を用いているのだそうです。

本書では、起業し成功した人が持つ、段階思考「こんな時はこう考える」という事例63項目が紹介されています。いくつかを見てみましょう。

■1:起業を思いついたら-「最初の1歩」を踏み出す

起業しようと思っているけれど、「ビジネスのアイデアが思いつかない」「なにを商品にすればいいのかわからない」と悩んでいる人も多いはず。

でも、悩むのは起業家として正しい姿勢で、もっともっと悩むほうがいいのだそうです。最初からやり方を知っていて、なにかを成し遂げた人はいません。考えて悩んで計画を立て、まずは最初の一歩を踏み出すのです。

最初の一歩とは、本や雑誌を読んだり、ビジネスセミナーに参加したり、人に会ったりとなんでもいいようで、こうして情報と情報が結びついたとき、いままで見えなかった道が見えてくるのだといいます。

■2:起業までの準備-時間の確保とお金の不安を最小化する

「起業したいけど、5年ぐらいなにも進んでいない」という人に対しては、まず時間を確保することが大事だと著者はいいます。

起業のための時間をつくれば、少しずつでも準備が進むもの。そのためには現在やっている仕事を8割の時間で終わらせ、起業の準備時間に当てればいいのだそうです。

また、起業するうえでもっとも大きな不安は「お金」。まずは固定費、準備に必要な経費などの計算を明確にしましょう。

「これだけは必要」だとお金を明確化すれば、現状の家計を考え、予算を組むことが可能。これで起業に対する不安の半分は解消するようです。

■3:商品をつくるには-お金をかけずに試作してみる

「ビジネスを始めるには、しっかりと商品をつくらなければ」と考える人は危険。逆に最初はしっかりした商品を作らないほうがよいことのほうが多いとか。

著者は自身の苦い経験から、「テストせずにいきなり完成品をつくるな」と訴えています。つまり試作品を作ってスタートし、何度もやりなおしていけば、最後には必ず売れる商品が生まれるのだということです。

■4:価格設定するには-自分の都合で価格を決める

「安くないと買ってくれない」と、価格に対して弱気な人は少なくありません。価格に対する弱気を解消するには、「価格を上げられない2つの心理的要因」があることを知ることが大切。

まずひとつは、売ったあとに「この値段で満足してもらえるだろうか?」という不安です。そしてもうひとつは、売る前に「この値段でこの商品が売れるだろうか?」という不安。しかし多くの人は、「売る前」と「売った後」の不安をごちゃまぜにしているので対処できないのだとか。

売ったあとの不安を解消するには「お客様に満足してもらえるまで価値を提供しよう」と覚悟することが大切。

クオリティーを上げ、価格を高く設定したほうがいいというわけです。売る前の不安も「この価格で商品を広めるために、価値を伝える。価値を感じてくれる人を見つけるぞ」という覚悟が大事なのだとか。

■5:マーケティングとセールスを行うには-まず仲間を増やす

ビジネスをスタートしたものの「どうやってお客様を見つければいいのだろう?」と悩んでいる人がいます。解決法としては、最初は家族や友だちにお客になってもらうのがいいそうです。

著者自身もビジネスをはじめたばかりのころは、ほとんど知り合いが買ってくれたとのだとか。つまり、どれだけ助けてくれる人が周りにいるか、ということが初期のマーケティングのカギ。

営業力は知らない人を引っぱる力ではなく、応援される力なのだといいます。ビジネス系のセミナーや交流会などに参加して知り合いを増やし、仲間を広げていくことが重要。すると、やがて人や仕事の紹介につながることもあるそうです。

このように起業1年目で成功した人たちの段階思考を、「第1章起業を思いついたら」から「9章起業家のチームづくり」まで、9つのテーマに分けて紹介しています。

本書を読んだからといって、すぐに年収1,000万円になるわけではないでしょうが、起業に際してのストレスや恐怖を軽減してくれるのは確か。起業しようという人、はじめたばかりの人が感じる悩みや不安を和らげ、問題解決へと導いてくれます。

どの項目をからも読めるようになっているので、本棚に保管して、悩んだとき、迷ったときにページを開くことも可能。起業を考えている人は、一度は読んでおきたい一冊です。

(文/森美奈)

 

【参考】

※今井孝(2015)『1年目から無理なく年収1000万円稼ぐ「起業1年目の教科書」』かんき出版

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