夏目漱石は40代で執筆に挑戦!偉人の名言から学ぶ今後の生き方

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2015.12.30

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偉人の名言は、見通しの悪い時代を生き抜くための知恵や勇気を与えてくれるようです。

慶応義塾大学教授の竹中平蔵さんによる著書『不安な未来を生き抜く知恵は、歴史名言が教えてくれる 「明日を変える力」を磨く55の言葉』(SBクリエイティブ)では、それぞれの時代を担った偉人たちの55の名言が並べられています。その名言はとても深く、迫力があります。

経済学者として社会を研究した著者は、歴史から学ぶことがいかに大きいかを感じていたとのこと。そして名言の数々はいまの経済社会にも大きな意味を持っていると思ったそうです。今回は、そのなかから一部を抜粋してご紹介したいと思います。

■普段の仕事に効く名言

(1)孫正義「最初にあったのは、夢と根拠のない自信だけ。そこからすべてが始まった」

これは、ソフトバンク創業者の孫さんの名言です。著者はこの言葉で、若いからこそ挑戦できることの重要性を再確認したとのこと。孫さんのように「夢と根拠のない自信がある人」は案外成功するケースが多いそうです。また、年齢を重ねると新しいことに挑戦しにくくなりそうですが、夏目漱石は40代を前に本格的に小説を書きはじめたのです。挑戦することに年齢は関係ない、といえそうです。

(2)マクシム・ゴーリキー「仕事が楽しければ人生は極楽だ。仕事が義務ならば人生は地獄だ」

ゴーリキーはロシアの作家で『どん底』などの著書で有名です。著者はこの名言の感想として「大切なのは『自分が何をやりたいか』という軸だ」といっています。これがブレなければ、先が見通せない世のなかを自分の力で進んで行けるのです。

また、成功した経営者のアンケートで、多くが「自分の好きなことを仕事にした」と答えているのも興味深いところ。極楽の人生を選びたいなら、悔いのないように挑戦してみるのもいいかもしれません。

■人・組織を動かす名言

(3)松下幸之助「失敗すればやり直せばいい。やり直してダメなら、もう一度工夫し、もう一度やり直せばいい」

パナソニック創始者の松下さんの名言は、本書にも複数掲載されています。この名言のテーマは「なにごとも徹底する」ということ。松下さんは部下の失敗を叱る時は徹底的に叱り、それが終われば一切蒸し返さずにしっかり労わる(次にいかせる)、という姿勢を貫いた方のようです。

「失敗したからとあきらめない」、「何度でもやり直せ」というメッセージで「徹底することの大切さ」を思い出そう、と著者はいっています。

本書では、計55の名言が取り上げられています。これらは私たちに未来を見通す洞察力を与え、自分の人生を創造する力をつけてくれます。「いま、どう生きるべきか」について迷っている人には、ぜひ読んでほしい一冊だと思います。

(文/齊藤カオリ)

 

【参考】

竹中平蔵(2015)『不安な未来を生き抜く知恵は、歴史名言が教えてくれる 「明日を変える力」を磨く55の言葉』SBクリエイティブ

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