成功者が自分自身のキャリア形成で実践している「6つの考え方」

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2015.12.31

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人生は何が起きるかわからないもの。企業の倒産やリストラなどで、勤め先を辞めることだってあるかもしれません。ですが、自分で人生を選べる力、お金を稼げる力を身につけておければ、たとえ何が起きたとしても生活していけますよね。

『会社を辞めても辞めなくてもどこでも稼げる仕事術』(SBクリエイティブ)は、編集者の山本由樹氏、カフェ・カンパニー代表取締役社長の楠本修二郎氏、サイバーエージェント代表取締役社長の藤田晋氏など、第一線で活躍する8名の成功者が、自らの人生を勝ち取ったその仕事術を紹介する1冊です。

著者のひとりで、コラム二スト・コメンテーターの安藤美冬さんは、独自のノマドワーク&ライフスタイルを実践する人物。テレビや雑誌などの出演も多く、ご存知の方も多いかと思います。

本書で安藤さんは「キャリア術」を紹介しています。時代の変化やライフスタイルの変化に合わせて、キャリアをデザインするのは大切なこと。安藤さんは、自身がキャリアをデザインするときに実践していることが6つあるといいます。

今回は、その「キャリアを作る6つの考え方」を要約してご紹介します。

■1:Howから考える

キャリアを考えるとき、著者はまず「What(何をするか)」より「How(どのように生きたいか)」から考えることが重要だといいます。

私たちはどんな仕事をするか、どの会社で働くかを重視し、仕事や勤務先を選ぶことが多いもの。ですが、これは選ぶ基準軸を相手(会社)に置いた選び方だそうです。これだけで選んだ場合、もし職場が合わないなどの事態になったときに「思っていたのと違う…」と後悔してしまうことがよくあります。

そこで「一度きりの人生を、どのように(How)生きたいか」と、自分軸でキャリアを決めていくことが大事になるのです。例えば、海外でビジネスがしたい、子育てをしながら無理のない範囲で働いていきたいなど、Howからキャリアを探してみることを著者は勧めています。

■2:自分の強みを掛け合わせる

100万人中の1位になるのは難しいと思いませんか? しかし身近な方程式で、1位になれる強みを手にいれることができるそうです。

その方程式が「100×100×100(=100万)」。つまり、100人中1位になれる自分の強みを3つ掛け合わせることで、100万人中の1位の存在になれるというわけです。

そして自身の強みを探すときに有効なのが、ライバル分析だといいます。自分と同じ職種や職能を持つライバルと自分を比べ、以下の2つを書き出します

(1)ライバルにあって、自分にはないもの

(2)ライバルになくて、自分にあるもの

こうして見つけた(2)が自身の強みとして活かされ、独自のキャリアを作るときに役立つと著者はいいます。

■3:ウィークタイからキャリアを見つける

家族や友人、会社の同僚などの強い絆を「ストロングタイ」。はじめて会った人やSNS上での知り合い、あまり話したことのない人などの弱い絆を「ウィークタイ」といいます。

もちろんストロングタイは大事です。しかし何か新しい一歩を踏み出すときには、自分という人間について先入観が少ない「ウィークタイ」がきっかけになることがあるそうです。

地域コミュニティや習い事、イベントなどいろんなところに参加することで、思いがけないキャリアが手に入るかもしれません。

■4:3つの力を意識する

人間関係には上、下、水平という方向に働く「3つの力」があるそうです。

(1)上から引き上げられる力…会社の上司や師匠、高いスキルを持っている人など

(2)下から支えてもらう力…会社の後輩や新人など

(3)水平に広がる力…友人や同じ目標を持つ仲間、家族など

この3つの力をバランスよく持つことが、幸せなキャリアを築くために重要なことだといいます。しかし、いきなり完璧にすることは難しいもの。まずは自分に関わる人すべてを大切にする気持ちで、3つの力を意識していきましょう。

■5:3年サイクルで計画する

10年20年と長期で計画するのではなく、著者は「3年」という中期計画を立てているそうです。

なぜ3年かというと、ひとつのキャリアをある程度完成させるのにちょうどいい区切りとなるから。3年後に実現したいことから逆算し、1年目、2年目、3年目にするべきことを計画していくといいます。

■6:偶然がもたらす流れに乗る

計画性を持つことも大事なこと。しかし偶然がチャンスにつながることも!

例えば、食事会でたまたま隣になった人と意気投合し仕事をもらうことになった、たまたま本屋で見つけた本から自分のやりたいことが見つかったなど。

このように偶然性に身を任せることで、キャリアのヒントを見つけられることがあるというわけです。

著者が実践する6つのことは、これからの新しいキャリアを考えるときにきっと役立つことでしょう。

また8名の執筆陣が「人脈術」「企画術」「お金術」「マーケティング術」「起業術」などを紹介する本書は、稼ぐ力を身につけるヒントが満載。すべてのビジネスパーソンに手に取ってほしい一冊となっています。

(文/椎名恵麻)

 

【参考】

安藤美冬、藤田晋、中村貞裕、楠本修二郎、山本由樹、村尾佳子、和泉昭子、坂野尚子(2015)『会社を辞めても辞めなくてもどこでも稼げる仕事術』SBクリエイティブ

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