3人に1人が心配する「実家の片付け」で親と揉めない7つの言葉

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2016.01.15

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ヤマトホームコンビニエンス株式会社による調査で、「帰省したとき、実家の片付けをしたいという気持ちになったことがありますか?と」いう質問に対して、約3人に1人が「ある」と回答しました。

実家に荷物がたまって、足の踏み場もない……。もしくは荷物が多すぎてイライラする、そんな人が増えています。

片付けたいのに、なんらかの理由があってできないという人も多いのではないでしょうか?

事実、「片付けをしたいと思うが、時間的にできない」と悩んでいる人は50%もいるのだとか。

また時間の問題だけではなく、なかなか物を捨てられない親の場合、片付け方針でもめることもあります。

そこで、実家の片付けに関するさまざまなトラブルを回避するために読んでおきたいのが、『そのとき、あなたは実家を片付けられますか?』(安東英子監修、小山田容子漫画、扶桑社)。

喧嘩になる前に、適切な言葉を使ってよい関係をつくりましょう。

■1:「こんなに汚いのになんで汚れが見えないの!?」→「きれいにしたら気持ちいいよ。私も掃除、手伝うよ」

高齢になると白内障などで視力が低下します。また来客も減るので、ますます汚れに無頓着になります。

「汚い」という言葉には棘がありますので、親もカチンとくるでしょう。「私は傍観者ではなく協力者だ」ということをアピールするのが大切です。

■2:「そんなゴミみたいなものをなんで取っておくの!?」→「お母さん(お父さん)がこのなかで特に大事なものはどれ?」

古くてボロボロのものでも、親にとっては思い出の品かもしれません。なぜ捨てないのか理解できなくともここは静観しましょう。

子どもの側がゴミとジャッジせず、親に選択させるべきだということ。

■3:「ここに置いといちゃダメだといったのに、忘れたの!?」→「ここに物があると転んで怪我するよ。心配だから片付け手伝うよ」

物忘れがひどくなっていることを責めるのはやめましょう。親は老化している自分に、憤りと不安を覚えています。

どんな汚屋敷でも親の家。怪我が心配だというスタンスで接することが大切です。

■4:「これいるの!? いらないの!?」→「とっておくならどこに置きたい?」

詰問されると親は心を閉ざしてしまいます。たとえ「こんなもの」と思ったとしても、親にしかわからない価値あるものも存在するはず。

親の気持ちを聞いて、定位置に置いてあげましょう。

■5:「捨てるから!」→「これは十分働いてくれたと思うよ。もし今後必要になったら、新しいのを買ってあげる」

不要品があふれかえっていると、イライラして怒鳴ってしまいがち。けれど頭ごなしに「捨てる」といわれると、親の執着心はますます強まります。

「捨てる」「処分」「ゴミ」「いらない」「邪魔」「汚い」という言葉は、極力使わないようにしましょう。

実際に新しいのを買ってあげなくとも、言葉だけで親は安心するのです。

■6:「ボケないうちに、全部片付けてよ!」→「片付けが終わったら、ゆっくり温泉にでも行こうか」

親は老化を自覚しています。ボケという言葉に恐れや不安を抱かない親はいません。

そこを突かれると傷つき、素直になれなくなります。

温泉以外でも親の好きなことをあげて、ポジティブな未来をイメージさせてモチベーションをあげましょう。

■7:「昔はこんなにだらしない人じゃなかったのに……」→「私も年をとったってことね」

苛立ちや悲しみからつい口に出してしまいがちですが、責めてもかつての親には戻りません。老人扱いされると、親も自分を情けなく感じます。

親の姿は、未来の自分自身の姿です。人生の秋だと思って心を鎮めましょう。

とくに、「新しいのを買ってあげる」は効果絶大。本書の中で、この一言で「母が変わった」といった体験談も出てきます。

誰だって、大切にとっておいたものを不用品扱いされたら悲しくなるもの。相手を尊重して、ポジティブな言い方をすることが大切。

実家の片付けは、想像以上に大変な作業です。いざというときは上記の言葉を使って、親と揉めないよう最大限の配慮をしながら、気持よく実家を片付けましょう。

(文/渡邉ハム太郎)

 

【参考】

安東英子・小山田容子(2015)『そのとき、あなたは実家を片付けられますか?』扶桑社

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