飽食の時代といわれる現代ですが、『World Food Day USA.com』によると、アメリカでは供給された食べもの全体の3~4割が廃棄されているそうです。
これは1ヶ月1人当たり20ポンド(約9キロ)に相当します。ゴミの埋め立て地不足に頭を悩ませ始めている日本でも、無視できませんね。
個人の問題で考えても、食べものを捨てるということは、お金を捨てるということにもつながります。廃棄物もお金も節約することができれば、一石二鳥!
今回は『BUSTLE』が報じた、無駄な食べものを買わずにすませる9つのポイントをご紹介します。
■1:ショッピングセンターのような大規模なスーパーに行かない
一般家庭で必要な食品の量は、決して多くはありません。
しかし、ダイエット中に甘いものを見ると食べたくなってしまうように、大量の食料品を見れば本当は不要なものでも欲しくなってしまうものです。
スーパーに行けば行くほど、不要な食品を買い込んでしまうと心得ましょう。週に1回まとめて……など、まとめ買いをするのが最も危険。本当に必要な食材・食料だけを買えるように、週に数回買い出しに行きましょう。
■2:空腹の時に買いものに行かない
お腹が空いているときの買いものも要注意。ついついいろいろと食べたくなって、いつもより食べものやお菓子を買いすぎてしまいがちになります。食べものを買いに行くのは、食事の後にしましょう。
■3:野菜は次の買い出しまでに必要な分だけ買う
野菜は鮮度がとても短い食品です。
生鮮食品は買ってから2日以内に食べきるのが理想的。使い切れずに残してしまうことを避けるために、週に数回買い出しに行ったときに、次の買い出しまでに使い切る分だけの野菜を買うようにしましょう。
■4:まとめ買いのときは日持ちする果物や野菜を選ぶ
どうしてもまとめ買いをしたいときは、日持ちする果物や野菜を選びましょう。
一週間以上使える野菜はカボチャ、大根、キャベツ、ニンジン、セロリ、玉ねぎなどの根菜が中心。果物はアプリコット、オレンジ、梨、グレープフルーツ、スイカです。買いだめしたいときは、これらの野菜や果物を試してみましょう!
■5:ネットスーパーを使う
スーパーに行く時間がないとき、重いものを買いたいときはネットスーパーが便利です。
必要なときに必要な分だけ買えるのも魅力的ですが、やはりまとめ買いの場合は生鮮食品の買いすぎに気をつけましょう。
■6:冷凍の野菜や果物を活用する
素材そのままを冷凍した冷凍食品の場合、栄養価は生の野菜や果物と大差がありません。
それでいて消費期限の心配が少なくなるので、冷凍食品はとっても便利。使いたいときに出して一品足したり、スムージーに利用したりすることもできます。
■7:買いものリストを持っていく
きちんと考えてから買いものをしないと、次の買い出しまでに使いきれる量の食品は意外とわかりにくいもの。食料品は、ひとつひとつは安いものがほとんどです。
服やアクセサリーを衝動買いすることが少ない人でも、食料品に関してはついつい余計なものを買ってしまうことが多くなります。
使わないものを買ってしまうことを防ぐためにも、事前に献立を考えて買いものリストを作成しておきましょう。リストにないものは買わないという強い心も必要です。
■8:得意料理を持つ
買いものリストをきちんと機能させるためには、何種類か得意料理を持っておくことが有効です。
その料理に必要な食材……と考えて買いものリストをつくれば、余分なものが入る余地はなし。一回一回の料理で、使いきれる量の食材だけ買えば、廃棄は出ません。
■9:買った食材は決まった保存場所を守る
買いものが終わったら、買った食材を適切に保存して新鮮なうちに使いきれるようにしましょう。
冷蔵庫や収納棚の決まった位置に入れるように心がけていれば、「あれ? ここにまだあったの?」と同じ食材を重複して買ってしまうことがなくなります。
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つい無駄にしてしまいがちな食べものですが、捨てる量が少なくなればお財布に残るお金は多くなります。買い方を買えて、環境にもお財布にも優しい食生活をしてみませんか?
(文/スケルトンワークス)
【参考】
※9 Grocery Shopping Tips, So You Can Finally Stop Wasting Everything You Buy-BUSTLE