食費は月6万円に!年金生活になったら見直すべき「7つの費用」

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2016.01.29

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みなさんは、自分自身の老後の生活費について考えたことはありますか?

総務省「家計調査」(平成26年9月末現在)によると、60歳以降世帯の平均支出額は60~69歳の世帯で月24万9,214円、70歳以降の世帯で月20万487円です。一方、年金の平均受給額は、国民年金で5万4,414円、厚生年金で14万4,886円。

年金だけでは、生活費が月あたり10万円以上も不足してしまいます。

現役時の1/2から2/3程度の生活費で暮らしていかなくてはならない年金生活。お金の使い方を改めないと、家計が成り立たなくなっていきます。

そこで、節約アドバイザーのヨースケ城山さんに、年金生活でも無視できない7項目について、具体的な金額の目安と見なおしポイントをお聞きしました。

■1:住宅費

住宅費が0円になれば、年金生活には圧倒的に有利です。家・マンションを購入した場合、住宅ローンは年金生活に入る前に完済しておくこと。最悪でも退職金で完済できるようにしましょう。

さらに、修繕費・管理費を現役時代から積み立てていければ備えは万全。月額3万円として、老後10年間で360万円、20年間でも720万円を現役時代に用意できれば、余裕のある年金生活を送ることができます。

■2:保険関連費

老後は、現役時代とは保険の目的が異なってきます。

退職する年齢となれば、子どもが独立している人も多いはず。死亡保険金は、配偶者の生活費と自分の葬式代がまかなえれば充分。保険料も削減できます。

一方、医療費のための備えが重要になってきます。

といっても、公的保険に加入していれば高額医療費制度も利用できるため、民間保険では最低限の医療保障と死亡保障がカバーできればよいと考えます。目安は夫婦2人で4,000円程度。ネット生保などで、終身定額で男女ともに50歳時加入でも月額2,000円を切る医療保険が出ています。

■3:通信費

年金生活家計の通信費は、インターネット、固定電話料金、スマホ・携帯電話料金を合わせて夫婦2人で月額1万円が目安、と城山さん。

格安スマホなら、1台あたり月額2,500円前後。家族割が適用されるプランにすれば夫婦それぞれで持っても5,000円以下に抑えられますし、固定電話とインターネット通信費は、セットで申し込めば5,000円を切るプランがいくつもあります。

■4:車両費

まずは、車が必要かどうかを見なおしましょう。車を持つ場合も、年金生活に入る前に車両を一括購入する、軽自動車に買い替える、など老後生活費を圧迫しない工夫が必要です。

個人リースという方法も。城山さんのお勧めは「コスモ石油スマートビークル」。支払いにはリース料、車検、税金、保険、定期メンテナンス料や消耗品費が含まれ、月額の費用はダイハツミライース(排気量660ccでA/T、駆動2WD、5ドア)で月額22,680円。フルメンテナンスも魅力です。

■5:食費

総務省統計局によれば、高齢無職夫婦世帯(夫65歳、妻60歳以上)の食費は平均額で6万円以上。家計でもっとも大きなウエイトを占めますが、1日あたりだと2人で2,000円。外食費も含まれますから、妥当な金額でしょう。

城山さんも「これはこのままでいいのではないでしょうか? 健康のためにも食事はとても大事です。たまには外食も年金生活者にとってはハレの舞台です。6万円という金額をキープすることができれば問題はないように思います」とのこと。

なるべく自炊する習慣をつければ、5万円、4万円に削減することも可能。充分おいしいものを食べて生活できます。

■6:教養娯楽費

教養娯楽費とは、本や雑誌など趣味関連の支出のこと。城山さんは、「年金生活者になったらお金を使わない趣味を持ちましょう。月1万円程度が目安です」と話します。

お金を使わない趣味といっても多種多様。ブログを書く、SNSでいろいろな人と交流する、ウオーキングやジョギング、マラソンといったスポーツ。

読書も、図書館を利用すればお金はかかりませんし、自分史もkindleなどで手軽に出版ができます。限られた予算の中で、楽しめるものを工夫していきたいものです。

■7:交際費

「切り詰めがちなのは交際費ですが、これは削ってはいけない項目だと思います」と城山さん。

なかでも同窓会は積極的に参加してほしいそうです。年金生活者になってからは、疎遠になっていた人たちと会える機会が増えます。残された時間は若者にくらべれば少ないですから、旧交を温めることは楽しい思い出になるはずです。

「とはいえ過度な交際費のかけすぎは生活を圧迫します。無理のない程度、月2万円程度が理想ではないでしょうか」(城山さん)

いまから老後どのような暮らしをしたいかイメージし、余裕資金を積み立てていくことで、豊かな老後生活が実現できます。お金をかけるところにはかけて、楽しい老後を過ごしたいものです。

(文/よりみちこ)

 

【取材協力】

※ヨースケ城山・・・節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、AFP、住宅ローンアドバイザー、年金アドバイザー。

著書は『給料そのままで「月5万円」節約作戦!』(ごま書房新社)。本の内容は、『らくらく貯蓄術。住宅ローン地獄に落ちない為の家計防衛のススメ。』にもまとめられている。

ブログ『節約アドバイザー ヨースケ城山ブログ』では、節約だけではなく転職活動、著書、社労士、FPのことを配信中。

 

【参考】

家計調査―総務省統計局

家計調査報告(家計収支編)平成23, 24, 25,26年平均速報結果―総務省統計局

コスモスマートビークル―コスモ石油マーケティング

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