実はコーヒー2杯目以上は逆効果に!カフェイン摂取のウソホント

  • LINEで送る
2016.01.29

shutterstock_12002350

朝や昼の眠気ざましや、徹夜のお供に大活躍のコーヒーや栄養ドリンク。これらにカフェインが含まれていることは有名です。

たしかにカフェインを摂ると頭がすっきりする気がするかもしれませんが、実はたくさん摂っても効果はアップしないことがわかりました。それどころか、摂りすぎると体に悪影響があり、過剰な摂取は死に至るケースすらあります。

2015年12月、九州出身でガソリンスタンド勤務の日本人男性が、カフェインの過剰摂取で死亡したというニュースは記憶に新しいのではないでしょうか。

西日本新聞の記事によると、その男性は夜勤ということもあり、日常的にコーヒーやエナジードリンクなどのカフェイン入り飲料を愛飲し、カフェインタブレットも併用していたようです。

そこで、カフェイン中毒に至る可能性もあるカフェインの、適正量についてお話しします。

■カフェイン1gでも影響がある!

グレンイーグルズ病院の胃腸科博士、ルイ・ホック・フーング氏によると、1g以上のカフェインは、手の震え、頭痛、不穏、動悸や多尿などの不快な症状につながるそうです。

とはいえ、カフェインの摂取がすぐに死につながるわけではありません。カフェインの致死量は10~15g、コーヒーなら100杯を飲まない限り到達しない量です。

しかし、栄養ドリンクやカフェインの錠剤、コーヒーや紅茶など、カフェインの含まれているものを併用するのは要注意。知らず知らずのうちにたくさん摂りすぎないようにしなければいけません。

■カフェインは400mg以下に!

ルイ博士によれば、成人の1日のカフェイン推奨量は400mg以下です。飲みものごとのカフェインの摂取量の目安は以下のようになります。

・ドリップコーヒー(1杯でカフェイン80~100mg):4~5杯

・缶コーラ(1缶34mg):12缶

・カフェイン入りソフトドリンク(1缶70mg):6缶

・エナジードリンク(1缶で160mg):2缶

つまり、1日5杯以上のコーヒーはNGなのです。

しかしコーヒーやエナジードリンクだけではなく、ソフトドリンクにもカフェインが含まれている場合が多いため、水以外の飲みものの「飲み過ぎ」には注意した方がよいようです。

ルイ博士によれば、お茶にもコーヒーの4分の1程度のカフェインが含まれているそうです。エナジードリンクはもちろんのこと、コカコーラやダイエットコーラ、チョコレートや薬に至るまで、さまざまな食品にカフェインが含まれているのです。

カフェインには中毒性があるので、カフェインの摂取が習慣化している人は、自分の摂取しているカフェインが本当に適正かどうか見なおしてみましょう。カフェインを摂りすぎている場合には、制限することも検討しなくてはなりません。

■大量カフェインでも覚醒効果なし

「カフェインを制限しろといわれても、コーヒーがないと仕事ができないんだ」といったように、カフェインの覚醒作用に頼りたいという人もいるかもしれません。

しかし、カフェインの眠気ざまし効果は、カフェインをたくさん摂れば効果がアップするというものではありません。

推奨量よりも多くのカフェインを摂ると、神経系の興奮剤にかたちを変え、むしろ不快感が残る場合も。

前述のようにたった1gのカフェインで、手の震えや頭痛などの症状の引き金となることもあり、過剰摂取は下痢や胸焼けを起こす可能性も考えられます。

つまり、眠気ざましに1杯のコーヒーはOKでも、何杯も飲むことは逆効果になってしまうのです。仕事中にはずっとカフェイン飲料を飲んでいるという人は、2杯目からは別の飲み物にしたほうが集中力はキープできるでしょう。

ちなみにルイ博士によれば、適量のカフェイン摂取は、物理的・精神的なパフォーマンスをアップさせるだけでなく、心血管疾患、神経疾患、肝疾患、さらには自殺による死亡のリスクを軽減する効果まであるそうです。

適正量ならカフェインの良い効果はたしかに本物、でも、だからといって、たくさん摂ったら効果も増すというわけではないことはおぼえておきましょう。

普段何気なく口にしている食品でも、過剰摂取は禁物。カフェインフリーの飲料なども併用して摂りすぎに注意し、カフェインのパフォーマンスアップ作用を上手に使いこなしましょう!

(文/スケルトンワークス)

 

【参考】

カフェイン常用 中毒死 「眠気覚まし」思わぬ危険も-西日本新聞

How much coffee is too much?-The Straits Times

関連記事