25歳以下は要注意!モラハラのターゲットになりやすい人の特徴

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2016.01.30

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いま、モラル・ハラスメントは深刻な社会問題のひとつ。

日本法規情報株式会社が678人を対象とした調査では、約8割が「職場でトラブルがある」と回答。そのなかで、もっとも多かった回答が「悪口、噂」(32%)で、次に「モラハラ」(12%)となっているほど。

職場のモラハラは他のハラスメントにくらべ、周囲が気づきにくく、またハラスメントを受けている本人でさえ「自分がモラハラを受けている」と自覚しづらいことがあります。

そこで今回は『examiner』を参考に、職場で起こるモラハラの特徴についてご紹介します。

■モラハラは本人も気づかぬうちに心を蝕む

職場で問題になっているモラハラは、意図的・心理的・物理的・感情的にその人を破壊する迷惑行為。その結果、継続的に行われることが多いのも特徴です。

たとえば、必要な情報を的確に与えずに、その人が仕事を進めることを間接的に妨害したり、業務時間外に個人の連絡先に仕事の連絡を頻繁に入れて私生活に介入したりすることもモラハラにあたります。

しかし、モラハラは周囲からは明確なハラスメントだと見えづらく、本人も「自分が至らないからだ」「仕事とはこういうものだ」と、ハラスメントを受けているという自覚を持ちにくいという問題があります。

しかし、モラハラを受ける人の心が傷つき、破壊されていくという意味では、心に対する暴力としてテロと同じような強烈さ・恐怖心を与えるといいます。

■モラハラターゲットになりやすい人の特徴

2010年のビジネス&社会科学に関する国際ジャーナルは、モラハラのターゲットになりやすい人の8つの特徴を挙げています。

そのうち6つの項目は、

(1)優れた能力と高い技術を持っている

(2)高レベルの教育を受けている

(3)前向きな姿勢を持っている

(4)最高の従業員である

(5)正直で倫理的である

(6)他の人とうまくやることができ、チームプレイを理解している

といった、社会人として素晴らしいと思われる特徴ばかり。

理想的な社会人を目指そうとするほど、モラハラターゲットになりやすい特徴を持ってしまうとは皮肉な話です。能力を持っていて協調性のある人にほど、無理な仕事を頼まれやすかったり、人から妬まれたりすることがあるのかもしれません。

ちなみに残り2つの項目は、(7)「ときに無遠慮なほど、他人の指示で動くことを拒否する」と(8)「25歳以下または55歳以上である」です。

前者については、納得のいくものではないでしょうか。無意識のうちにこういった態度をとらないよう、気を付けたいところ。

しかし、後者の「25歳以下または55歳以上」のような、組織で弱い立場となりがちな若年層や高齢層がターゲットになりやすいという点には、弱いものいじめのような構図が見えます。

■モラハラかどうかを判断するガイドライン

「もしかしてモラハラを受けているかも」と感じたり、「あの人の扱いってもしかしてモラハラに当たるのでは?」と感じたりすることがあったら、以下のガイドラインに沿って考えてみましょう。

[対立]:仕事上の対立が起きて、それが継続して個人がターゲットになっていないか

[所要時間]:6ヶ月間を目安として長期にわたっていないか

[頻度]:継続的に毎月数回以上起っていないか

[アクション]:「自由に意見が言えない」「計画的に同僚から孤立させられる」「自由に仕事ができない」「不当な評判を立てられたり悪口を言われたりする」「暴力」という5つのアクションのうち、2つ以上認められるものがないか

[不平等]:目上の立場からの圧力のために、正当に自分の身が守れないと感じることはないか

[段階的な激化]:上記の流れが段階的に起きていて、事態がどんどん悪化していないか

[追放させる意図]:差別や不平等な扱いによって、ターゲットを追放に追い込もうとしていないか

モラハラは、最初はどんな職場にでもあるような小さな対立から発生します。そして、少しずつ参加する人数が増え、攻撃性が増し、ターゲットを孤立に追い込んでしまいます。

そのままターゲットが精神的に追い詰められて、追放が成功してしまったあとでさえ、その人への悪口などのモラハラ行為が継続していくことさえあります。

小さな対立から段階的に少しずつ発展していくモラハラは、受けている本人も、やっている側もその状態が「当たり前」に感じてしまい、モラハラの存在に気づいていない場合も考えられます。

自分がモラハラの被害にあわないことはもちろん、仕事上の対立に参加したり、人の悪口を信じてモラハラのターゲットに冷たくしてしまったりして、自分がモラハラの加害者になる危険性もあるのです。

被害者にとって心の傷を残してしまうモラハラ、被害者にも加害者にもならないために、「仕事上の対立」と言える段階で食い止め、個人攻撃に発展しないように対処することが重要だといえます。

(文/スケルトンワークス)

 

【参考】

「トラブルの多い職場の傾向」に関するアンケート調査~第1位は「女性の多い職場」!?-PR TIMES

Workplace bullying: Mobbing is emotional & psychological terrorism-examiner

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