バランスの悪い食事は1日でも睡眠に悪影響があることが明らかに

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2016.02.08

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2014年に発表されたOECDの調査によると、日本人の平均睡眠時間は男性が6時間52分、女性は6時間36分でした。日本人の睡眠時間は世界的に短いことで知られており、女性は先進国のなかでなんと最下位です。

なかなかしっかり眠ることが難しい現代ですが、実は食べ物が睡眠に影響を与えるということが最新の研究でわかっています。短い時間でしっかり体を休めるためには、どんな食事をしたらいいのでしょうか?

■バランスの悪い食事は1日でも睡眠に悪影響が

コロンビア大学で行われた研究によると、食事は睡眠に大きな影響を与えるのだそうです。

その影響は大きく、たった1日栄養バランスの悪い食事を摂っただけで、睡眠の質が変わってしまうのだとか。では、どんな食事が睡眠に悪影響を与えるのでしょうか。

コロンビア大学では、29人の成人男女を対象に調査を行いました。対象者の平均年齢は35歳で、男女比は半々。標準体型の人が集められました。対象者は4日間、栄養士によって管理された食事を摂り、5日目だけ好きなものを選んで食べることができました。

調査期間中の5日間は、毎日夜10時から朝7時まではベッドで過ごし、その間の睡眠パターンや呼吸などのデータが集められます。平均睡眠時間は7時間35分でした。

■飽和脂肪と砂糖の摂りすぎは疲れがとれにくい

調査の結果、食物繊維が多く、砂糖と飽和脂肪が少ない食事を摂った場合に、より深い眠りに入りやすいことがわかりました。この深い眠りは徐波(じょは)睡眠と呼ばれ、疲れが取れやすい睡眠だと考えられています。

逆に、飽和脂肪と砂糖が多く、食物繊維が少ない食事を摂った後は、断続的で疲れが取れにくい睡眠になってしまったといいます。

また、飽和脂肪が少なく、たんぱく質の多い食事を摂ったときのほうが早く眠れることも判明しました。対象者が好きなものを食べたときに眠りにつくまでの時間は平均29分でしたが、栄養管理された食事を摂った場合は平均13分でした。

睡眠は糖尿病や高血圧、心臓病などの深く関係していることがわかっています。睡眠の質を上げるために、食事から気をつけることも重要だと専門家は話しています。

毎日の忙しいスケジュールのなかで、長い睡眠時間を確保するのは難しいもの。食事に気をつけて、短くても質のよい眠りですっきり疲れを取りましょう!

(文/スケルトンワークス)

 

【参考】

How Your Food Intake Affects Your Sleep: Study-LATINOS HEALTH

Balancing paid work, unpaid work and leisure-OECD

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