労働時間は、人生の大部分を占めています。仕事を選ぶということは、残りの人生でなにをして生きていくのかを選ぶようなもの。
しかし、なかには「なんでそんなことしようと思ったの?」と思ってしまうような変わった仕事もあります。せめてもの救いは、これらの職業の給料がいいこと。今回はアメリカのメディア『Aental Floss』から、変わっているけど稼げる、不思議な職業をご紹介します。
■1:水に落ちてしまったゴルフボール拾い(約374万~1,053万円)32,000~90,000ドル
池ポチャしてしまったゴルフボールは、ゴルフボール・ダイバーが回収にいきます。毎日2,000~5,000のボールが回収されるのだそうです。
■2:ヘビの毒搾り(約11万円)1,000ドル/1g
生きた毒ヘビから毒を搾り出すという、命知らずな仕事です。ヘビの毒は、薬の開発やワクチンの作成などの目的で利用されているため必要になるのです。
■3:行列に並ぶプロ(約12万円)1,000ドル/週
行列に並ぶのは忍耐がいるものですが、これを仕事にしている人がいます。大きなバーゲンなどのとき、さらに列を伸ばす役割をするのです。
■4:ペットフードの味見(約397万~1,368万円)34,000~117,000ドル
ペットフードの味やにおいを確かめるペットフードテスター。市販されているペットフードには、味見をした誰かがいるということですね。
■5:虫拾い(約198万~514万円)17,000~44,000ドル
釣り人が餌にしている虫は、どこから来ているか考えたことはありますか? 実は夜遅く、特に雨の日に虫拾いをしている人がいるのです。
■6:牛のおならを嗅ぐ(約585万円)50,000ドル
わざわざ牛のおならを嗅ぐ理由は、そうすることで牛の健康状態や、食べているものが適正であるどうかがわかるから。ただにおいを嗅ぐだけでなく、専門的な判断ができなければ成り立たない仕事です。
■7:脇のにおい判定師(約456万~1,357万円)39,000~116,000ドル
なんと、人の脇のにおいを嗅ぐ仕事が実在するのです。制汗剤がきちんと機能しているかをチェックするために必要なのだとか。
■8:サメの水槽洗い(約596万円)51,000ドル
生きたサメのいる水槽に入り、水槽の掃除をします。食べられないことを祈るばかりです。
■9:フォーチュンクッキーライター(年収約468万円)40,000ドル
中から占いの紙が出てくるフォーチュンクッキー、考えてみればどこかで誰かがあの紙を書いているのですから、当然こんな仕事もあるでしょう。占いが得意な人には最適な仕事かも。
■10:抱きしめのプロ(約9,400円)80ドル/時間
誰かをなぐさめたり、甘やかしたりするためにそっと寄り添い抱きしめるプロがいます。心の重荷を軽くしてあげることが仕事なのです。
■11:お葬式で泣くプロ(約9,400円)80ドル/時間
誰かが亡くなったとき、お葬式に出席して泣くことが仕事です。故人本人が生前に雇っておくのか、遺族が雇うのか気になるところですね。
■12:プロのブライドメイド(約3.5万~23万円)1挙式300~2,000ドル
アメリカの結婚式ではポピュラーなブライドメイドは、通常は新婦の未婚の友人や親族が務める花嫁の付き添いやアテンド役です。プロならではの盛り上げが期待できそうです。
■13:バービーのドレスデザイナー(約795万円)68,000ドル
女の子の憧れのバービー人形は、いつでも流行に合わせた服装をしていなければいけません。世界中の女の子の夢のため、デザイナーは責任重大ですね。
■14:眠るプロ(約772万円)66,000ドル
フィンランドの会社が眠るプロを求める求人を出しました。おそらく、快適に眠っているかどうかをチェックするための仕事なのではないかと見られています。
■15:フェイス・フィーラー(約9,400円)80ドル/時間
フェイス・フィーラーは「感覚の科学者」とも呼ばれ、化粧水やクレンジング、カミソリなどを肌に当て、その製品の効果を判定するトレーニングを受けた人のことをいいます。効果がわかる前の化粧品をつけるのは、ある意味勇気が必要です。
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どれも、あえてやろうとは思わないけれど、誰かがやらなければならないものばかり。もしかしたら、知らないうちに出会っていた仕事があったかもしれません。
(文/スケルトンワークス)
【参考】
※Strange (but Well-Paid) Jobs That Really Exist-mental_floss