元CAが明かす「100%好かれる人」に共通する3つのポイント

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2016.02.10

suzie.20160210

きょうご紹介したいのは、『100%好かれる1%の習慣』(松澤萬紀著、ダイヤモンド社)。

著者は、ANAの客室乗務員(CA:キャビンアテンダント)として、実に12年にわたって500万人以上のお客様に対応してきたという人物。

現在は「日本ホスピタリティー・マナー研究所」代表として、そしてマナー講師として企業研修や講演活動を行っているそうです。

つまり本書ではそんな実績に基づき、人間関係の法則が明かされているというわけです。

■人間関係の悩みがなくなるとうまくいく

CA時代に学んだのは、「人への想いや気持ち(内面)は、日常の行動(外面)に現れる」ということだったと著者はいいます。

そして多くの人に慕われる人に共通しているのは、「なにをすれば相手が喜んでくれるのか」を察する心があり、それを言葉と行動に込める習慣を持っていることだとも。つまりマナーは所作ではなく、「相手をきづかう心」が大切だということなのかもしれません。

また著者は、「人間関係の悩みがなくなれば、人生の80%はうまくいく」とも主張しています。

たしかにそうかもしれません。けれど、それはとても難しいことでもあるはず。現実的にどうすれば、人間関係の悩みをなくすことができるのでしょうか?

そのためには、次の3つのポイントに目を向ける必要があるのだといいます。

■人間関係で悩まなくなる3つのポイント

(1)「誰にでもできるのに、1%の人しかやらないこと」

起業家最年少で韓国の大統領表彰を受賞したベ・ドンチョルさんは、1分でも遅刻しそうなときは、必ず相手に電話を入れるのだそうです。

元首相の小泉純一郎さんは、食事のとき、相手に背を向けて割り箸を割るのだといいます。

いずれにしても、やろうと思えば誰にでもできるけれど、実行できている人はわずか1%程度だろうと思われること。

ここからもわかるとおり、相手にきちんと向き合い、「誰にでもできる簡単なこと」だけれども、「1%しかやっていないこと」を習慣にしている人は、ほぼ100%に近い確率で、まわりの人の心を暖かくするものだということです。

(2)「人から選ばれる人になる」

著者は多い年だと年に20回ほどセミナーに登壇しているそうですが、そんななかで受講者に決まってみられる共通点があることに気づいたのだといいます。

たとえば「1クラス30人」の研修を行うとき、6人1組にして、各テーブルを島型に5つ配置したとします。

そして入室した順に好きな場所に座ってもらうようにすると、不思議と同じような人たちのグループができるというのです。

このようなことが起きるのは、参加者が「好き」か「嫌い」かで人を選んでいるから。仕草やちょっとした気づかいなど、わずかな物事から、他のすべてのことを類推して考えてしまうわけです。

だとすれば、まわりの人たちから「よい意味づけ」をされ、「選ばれる人」になることを心がければ、人生が変わってくるだろうという考え方。

(3)「毎日の習慣にする」

著者が研修講師をしていて残念に思うのは、せっかく研修を受けたのに、変わらない人がいることだとか。

そして、変わらないのは「行動していない」ことに原因があるとも指摘しています。

「わかる」と「できる」は違うもの。大きな声で元気よく挨拶をすることが大切だとはわかっていても、行動に移さないわけです。あるいは行動したとしても、すぐにやめてしまう。

当然のことながら、それでは身についたとはいえないはずです。

つまり、小さな習慣を延々と長い期間にわたって積み上げてきた人こそ、「あの人は仕事ができる人」「あの人はていねいな人」という印象を相手に与えることができる。

そのためには、「毎日の習慣にする」ことが欠かせないわけです。

こうした基本的な考え方をベースとして、以後はさらに緻密に、そしてわかりやすく、100%好かれるためのメソッドが紹介されています。

写真やイラスト、図版もふんだんに盛り込まれているため、リラックスしながら読むことができるはず。そして気づいたときには、人間関係に大切な多くのことが身についていることでしょう。

というわけで、空いた時間にパラパラとページをめくるだけでも、多くの気づきを得ることができそうです。

(文/書評家・印南敦史)

 

【参考】

※松澤萬紀(2015)『100%好かれる1%の習慣』ダイヤモンド社

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