疲れて帰ってきたとき、なにかつくりたいけど、洗いものが増えるのは嫌……。もう1品つくりたいけど、我が家はコンロの口が少ない……。
そんな方にぴったり! 本日は、レンジに入れて10分でできる2~3月の旬の野菜を使った簡単おかずレシピをご紹介したいと思います。
■1:菜の花とサーモンのレンジ蒸し
まずは彩りもきれいな菜の花とサーモンのレンジ蒸し。塩鮭ですとしょっぱすぎるので生鮭を購入してつくってくださいね。
【材料】
生鮭 1切れ
菜の花 1/3束
酒 大さじ1
バター 10g
ポン酢
塩 少々
【つくり方】
(1)菜の花の根元の固い部分を切り落とし、半分の長さに切る。
(2)耐熱容器に菜の花を入れて塩を軽く振ったら、生鮭をのせて酒を振りかけ、バターをのせてラップをふんわりとかける。電子レンジ(600W)で3~4分加熱する。
(3)ポン酢をかけていただく。
※残った菜の花は、レンジで加熱しておひたしや辛し和えにしておくと常備菜になりますよ。
■2:ふろふき大根
次に和食の定番、ふろふき大根。こちらも簡単にレンジでつくれてしまいます。ふきこぼれないように、大きめのどんぶりなどでつくりましょう。
【材料】
大根 2.5センチの輪切り
昆布茶 小さじ1/2
水 100cc
味噌 大さじ1
砂糖、酒 大さじ1/2
【つくり方】
(1)大根の皮をむき、片面に十文字の切り込みを入れる。
(2)耐熱容器に昆布茶と水、大根を入れてラップをかけて電子レンジ(600W)で4分加熱する。大根を裏返して2分加熱したらそのまま3分おく。
(3)砂糖と味噌、酒を耐熱容器に入れて混ぜ、電子レンジで30~40秒加熱する。
(4)水気を切った大根に、(3)の味噌をかけていただく。
※味噌は残ったらご飯に載せて食べてもおいしいです。
■3:白菜と豚肉のミルフィーユ
ざっくり重ねて切って並べるだけ。ぎっしりきれいじゃなくてもいいんですよ。間にきのこなどをいれてもおいしいです。
【材料】
白菜 2~3枚(あるいは1/8個)
豚バラうす切り 70~80g
ポン酢やごまだれ お好みで
【つくり方】
(1)白菜と豚肉を交互に重ねる。
(2)4~5センチの幅に切り、耐熱容器に立てて並べる。
(3)ラップをふんわりとかけて電子レンジ(600W)で5~6分加熱する。
(4)ポン酢やごまだれなど、好みのたれをかけていただく。
※出掛ける前に、耐熱容器に詰める所までつくっておくと、帰って来て電子レンジに入れるだけで食べられます。
■4:春菊ときのこの和え物
野菜が不足しているとき、もう1品副菜が欲しいときにおすすめの一品です。切っているときは「春菊、こんなに使うの?」と思うかもしれませんが、レンジで加熱するとカサが減ります。
【材料】
春菊 1/2本
しめじ 1/2パック
しょうゆ 小さじ2
削り節 お好みで
【つくり方】
(1)春菊の堅い根元を切り落とし、4センチの長さに切る。
(2)しめじはいしづきを取り、小房に分ける。
(3)春菊としめじを耐熱容器に入れて、ラップをかけて電子レンジ(600W)で約3分加熱する。熱いうちにしょうゆをふり、混ぜ合わせる。
(4)削りがつおをのせていただく。
※食べきれない分は冷蔵庫に入れて翌日のおかずやお弁当にどうぞ。
■5:小松菜のレンジオムレツ
オムレツだってレンジでできちゃいます。型もいりません。ちょっと深さのあるお碗でつくって、両端を折れば完成。朝ご飯の一品にもいいですね。
【材料】
卵 1個
小松菜 2枚
ピザ用チーズ 大さじ1
塩胡椒 適量
【つくり方】
(1)耐熱容器に卵を割り入れて溶きほぐす。チーズも入れる。
(2)小松菜をちぎるか細かく刻み、卵液の中に入れる。塩胡椒をする。
(3)ラップをかけて電子レンジ(600W)で2分ほど加熱する。
(4)器に盛り、お好みでケチャップをかけていただく。
※平たい皿で作って折り畳んでオムレツ風にしても、ココットなど小さめの深めの容器で作ってそのまま食べてもOKです。
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旬の野菜は比較的お手頃な値段で手に入りやすく、栄養価も高く、おいしいという利点もたっぷり。ぜひ試してみてくださいね。
(文/料理家・まつながなお)