どうすれば花粉の時期を確認できる?実は簡単な足し算でわかる!

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2016.02.27

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今年はすでに飛散が始まっているスギ・ヒノキ花粉。地域によっては、昨年よりもはるかに多い花粉が飛ぶと予測されています。敏感な人はもう、ムズムズどころか、ティシュが手放せなくなっているかもしれませんね。

毎年だいたいこの時期だとわかっているとはいえ、年によって早かったり遅かったりもします。花粉症に悩まされている人は、果たしていつごろから飛び始めるのか、前もってわかったらいいなと思ったことはありませんか?

じつは、毎日の天気予報さえチェックしていれば、簡単にわかる方法があるそうなのです。

■2月の気温が低くても飛散が早いことがある

その方法を教えてくれたのは、首都圏にある、とある気象情報会社に勤務している春風さん。

「スギ・ヒノキ花粉は、少し暖かくなってから飛びはじめるというイメージがありますよね。それは大まかにいって間違いではないのですが、今年のように、2月の冷え込みが厳しくても、花粉が飛びはじめるのが早くなることがあります」(春風さん)

たしかに、気温の高い日には花粉が飛びやすくなるのは間違いありませんが、その年のいつごろに初めて花粉が飛ぶのか、ということに関しては、直接の影響は大きくなさそうです。

■1月1日からの「積算最高気温」がポイント

では、気温はまったく関係ないのでしょうか?

「いいえ。やはりカギになるのは気温です。目安となる数値としては、その年の1月1日からの積算最高気温が挙げられます」(春風さん)

この「積算最高気温」とは、毎日の最高気温の数字をひとつひとつ足していった数字のこと。つまり、2016年の東京でいうと、1月1日の最高気温が12.1℃。1月2日が13.4℃、1月3日が16.2℃。この3日間の積算最高気温は41.7℃、ということになります。

1年前の2015年の東京の場合、1月1日が6.6℃、1月2日が7.9℃、1月日が8.9℃で、3日間の積算最高気温は23.4℃。去年にくらべて今年は、新年早々に積算最高気温が大きく積みあがっていたことがわかります。

■東日本では300~350が花粉の飛ぶ目安

「そうやって毎日の最高気温を積み重ねていって、ある数値に達したころに、まるでコップに注いだ水があふれだすかのようにスギやヒノキの花粉が飛びはじめるのです。その数値は、東日本で300~350、西日本では400~500が目安とされています」(春風さん)

ちなみに、今年の東京の場合、積算最高気温が300に達したのは、なんと1月28日。例年は2月10日ごろとされていますから、今年は随分ハイペースで数値が増えていったことがよくわかりますね。

思い返してみれば、1月末から寒波がやってきて2月も寒さが続いていました。

そのため今年の冬はとても寒かったイメージがありますが、寒波がやってくる前の1月は、春を思わせるような暖冬でした。そのため積算最高気温は例年よりも早く、飛散の基準とされる数値に達してしまっていたんですね。

飛散量そのものは、春風さんによると「前の年の夏の気候に左右される」のだとか。全国的に見ると多少の地域差はありますが、多くのところで、今年は例年より多くのスギ・ヒノキ花粉が飛散することが予想されています。

毎年この時期を憂鬱に迎えている花粉症のかたはもちろんのこと、まだ花粉症の症状が出ていないというかたも、外出先から戻るときには衣類や持ち物についた花粉を軽く落としてから室内に入るなどして、悩ましいこの時期を穏やかに乗り切りましょう。

(文/宮本ゆみ子)

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