5割が「ごめんなさい」を言えない!そんな自分から卒業する方法

  • LINEで送る
2016.03.02

masuno

たとえば恋人や家族にひどいことをいってしまったとき、職場でミスを犯したとき、すぐに「ごめんなさい」と伝えることができますか?

『マイナビウーマン』が行ったアンケートでは、彼氏と喧嘩をしたときに自分から素直に謝れない女性は約半数という結果が出ています。謝ることが苦手な人は少なくないのです。

しかし『感情の整理ができる人は、人生うまくいく』(SBクリエイティブ)の著者である枡野俊明さんは、謝ることは「一度過ちをリセットして、新たに次の行動に移るための重要なプロセス」と考えているそうです。

曹洞宗徳雄山建功寺住職・庭園デザイナーの枡野さんは、「禅の庭」の創作活動によって、国内外から高い評価を得ている人物。2006年にはニューズウィーク日本版で「世界が尊敬する日本人100人」に選出されています。

今回は、謝罪が苦手な人の解決策について、枡野さんに話を伺いました。謝らない自分、謝れない自分から、そろそろ卒業してみませんか?

■すぐに相手と顔を合わせて謝ることが大事

仕事でミスをしたとき、自分の非を認める前に、一生懸命言い訳を考えてしまう、責任逃れをしようと必死になる人がいます。

しかし、自分のミスをごまかすために小さな嘘を積み重ねれば、信用まで失うことになりかねません。

まったく非がないなら、堂々と主張すればいいだけ。少しでも自分に非があるなら、まずは素直に謝ることが大切だといいます。謝るということは、負けることでも悪いことでもないのだから。

すぐに自分のミスを認めて「申し訳ありませんでした。同じ間違いをしないよう気をつけます」などと真正面から謝れば、上司も責め続けることはできません。

これは職場だけでなく、家族や恋人、友達に対しても同様だといいます。

恋人や家族など自分に近い存在の人には、特に素直に謝れないこともあるでしょう。しかし自分のなかで「まずいな」「余計なことをいってしまった」と思ったら、すぐに相手と顔を合わせて謝ることが重要なのです。

時間をあけずにすぐに謝れば、事態が大きくなるのを防ぐこともできます。お互い引くに引けなくなってしまう前に、自分が悪いなと思ったらなるべく早く謝罪すること。メールで謝るのではなく、会って相手に謝ることが基本だといいます。

■直接謝れないときは手紙で気持ちを伝える

とはいえ、すぐに会って謝罪をするのが難しい場合もありますよね。たとえば、遠距離恋愛中の恋人と電話で喧嘩をしてしまった場合。会って謝れないときは、手紙を送るのがよいとのこと。

手書きの手紙なら、きちんと気持ちが伝わるといいます。字が下手、文章を書くのが苦手……なんて悩む必要はありません。直接謝れないときは、心のこもった手紙が効果的なのです。

■謝ることができない自分を「変える」方法

謝りたい気持ちはあるのに、素直に思いを伝えられない人もいます。相手の目を見て話すことが苦手、コミュニケーションが得意ではない人です。もしも自分が会話下手だと思っている人ならば、まずは日々の挨拶を心がけることを枡野さんは勧めています。

たとえば職場では、誰かとすれ違うときに「おはようございます」。エレベーターで一緒に乗り合わせたら「今日はいい天気ですね」などと声をかけるようにします。

挨拶は、家族や恋人に対しても大切なこと。「おはようございます」「おやすみなさい」といった節目の挨拶をきちんとしましょう。

ポイントは、笑みを浮かべて挨拶をすること。

人間の印象は会ったときが大事で、笑みでの挨拶は、受ける側の感覚も違ってくるそうです。たしかに無表情で挨拶をされても嬉しくはありませんよね。にっこりと笑って挨拶をするだけで、人間関係は大きく変化するといいます。

■「お礼を伝えること」も忘れてはいけない

挨拶以外にも有効になるのが、お礼をいうこと。

デートで食事をご馳走になったなら、その都度「ごちそうさまでした」「楽しい時間をありがとう」などと伝えるのです。してもらうことを当たり前だと思わず、お礼のひとことは忘れないようにしましょう。他にも、「よろしくお願いします」という挨拶も大事なことだといいます。

大切なのは、相手の目を見て言葉をかける習慣を身につけること。これができるようになれば、素直に謝ることもできるようになるというわけです。

生きていれば、誰でも怒ったり、悩んだりするもの。そのなかで自分が間違ったことをしたとき、相手に素直に謝ることは、気持ちをリセットし、前に進むためにも必要。

私たちの人生は成功が3割、失敗が7割といわれているそうです。つまりマイナスな感情の方が多いということ。物事がスムーズに進み、心が穏やかに過ごせる時間は圧倒的に少ないというわけです。

今回アドバイスをくださった枡野さんの著書『感情の整理ができる人は、人生うまくいく』には、自分のマイナスの感情と上手に向き合っていくコツが紹介されています。

悩みにとらわれる人生ではなく、心晴れやかに上機嫌で生きるためのヒントが満載の一冊。ぜひ手にとってみてください。

(文/椎名恵麻)

 

【取材協力】

※枡野俊明・・・曹洞宗徳雄山建功寺住職、庭園デザイナー、多摩美術大学環境デザイン学科教授。玉川大学農学部卒業後、大本山總持寺で修行。「禅の庭」の創作活動によって、国内外から高い評価を得る。

芸術選奨文部大臣新人賞を庭園デザイナーとして初受賞。ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章を受章。2006年「ニューズウィーク」誌日本版にて、「世界が尊敬する日本人100人」に選出される。庭園デザイナーとしての主な作品に、カナダ大使館、セルリアンタワー東急ホテル日本庭園など。

 

【参考】

アラサー男性100人が選んだ!! 彼女とケンカ中つい仲直りしたくなっちゃうLINEスタンプ神8-マイナビウーマン

枡野俊明(2016)『感情の整理ができる人は、人生うまくいく』SBクリエイティブ

DSC01536

関連記事