「いまの仕事が、自分の天職!」と、いい切れる人はどのくらいいるでしょう?
AIDEM 人と仕事研究所が平成20年に行なった調査によると、「現在の仕事を天職だといえるか」という質問に対し、「天職だといえる」と答えた人が22.9%だったそうです。
でも、仮に1日8時間働くとしたら、仕事の時間は1日の1/3を占める計算になります。だったら、強みを生かして自分らしく楽しくお仕事したいですよね。
今回ご登場いただくヴィーナスプロデューサーの天野令子さんは、自分が好きなことでやり甲斐を感じながら、経験も強みも全部活かせて人の役にたつことができる、そんな天職を見つけるアドバイスを得意としています。
■自分らしさを大事にしただけで収入4倍!
もともとはオーラソーマなどのセッションで心身の悩みを解決に導くセラピストとして活動し、自らセラピストの養成もしていた天野さん。これまでに10,000名を超える男女が天野さんに癒され、109名のセラピストを世に送り出してきました。
2013年からは、天野さんオリジナルの天職発見メソッドであるヴィーナスセッションをスタート。わずか2年の間に約350人がこのセッションを受け、自分らしさを大事にしながら働く楽しさを見つけ出しています。
「セッションを受けてくれた方のなかにはそののち起業された方もいますし、もともと自営業だったけれど業績が改善されたという報告も多く受けています。
自分らしさとはなにかを見つめなおし、無理して売り込みをするのをやめたところ、収入が4倍になったという女性もいるんですよ。
もちろん会社勤めの人もいらっしゃいますが、自分の天性がわかるので以前より生き生きと働いている方が多いようですね」(天野さん)
■人もお金も自然に集まる5つの魔法の言葉
そんな天野さんが、セッションの際に伝えている、魔法の言葉を公開してくださいました。それは、日常生活のあらゆる場面でカンタンに使える、たった5つの言葉です。
「これらの言葉を使う習慣をつけるだけで、人もお金もなぜか集まって、いろんな人が応援してくれるようになるというものです」(天野さん)
その言葉とは――
(1)「大丈夫!」
(2)「できるよ!」
(3)「すごーーーい!」
(4)「さすがーーー!」
(5)「やったね!」
ちょっと拍子抜けしてしまいそうに、簡単な言葉ばかりのようですが……。
「これ、とても簡単で、しかもカジュアルな言葉ばかりですが、すべてに共通点があります。それは“応援する言葉”だということです。応援する言葉を使う習慣を身につけるようにすると、自然と、あなた自身も周りから愛され、応援される人になれてしまうんですよ」(天野さん)
相手を応援する言葉をまずは自分が発信していくことで、自分のまわりに「応援するエネルギー」が集まってくるのだとか。
■自分に投げかけるとからだもこころも喜ぶ
ポイントは、これらの言葉を他人に対してだけでなく、自分に対しても投げかけること。自信があろうがなかろうが、どんなときも、この5つの浴びせかけるようにすると効果的なのだそうです。
「はじめこそ、気恥ずかしく思うかもしれませんが、からだやこころは素直に喜ぶんです。ですから、不安なとき、『大丈夫かな?』って思ったときほど、すかさず、『大丈夫!』『できるよ!』っていってみましょう。
からだも潜在意識も理屈はどうでもいいんです。これを習慣づけていれば、なにも考えなくても自然と『大丈夫』という言葉が思い浮かぶようになってきます。
その感覚を、自分・他人の分け隔てなく降り注ぎましょう。そうやって応援できる人が生み出す波動は、あなたの周りに気持ちのいい空気を招きます。だから、お金も人も集まるようになるんです」(天野さん)
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たしかに、応援してくれる人のことは応援したくなるという気持ち、理解できます。
先ほどの収入が4倍になったという女性も、この習慣を身につけてから売り込まなくても仕事の依頼が絶えなくなり、ぐんぐん売り上げが上がったそうです。応援する人が応援される。そのスタンスが、幸せな循環を生むのかもしれません。
(文/宮本ゆみ子)
【取材協力】
※天野令子・・・“私の天職”発見をサポートするヴィーナスプロデューサー。山梨県在住。
「女性が自分の仕事でしあわせに売り上げを伸ばすためには、家庭やプライベートが整っていることが大切」との持論のもと、自分らしく働きたい女性や自分の仕事を持つ女性の内面を整え、自分の特性を活かし、自分ならではのサービスの構築することで経営を安定させ、さらなる飛躍を目指すための具体的な方策のヒントを与えている。
【参考】