驚愕の記録が!世界で最も多くゴールが決まったサッカー試合は?

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2016.03.20

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東京スタジアムで2016年2月9日、AFCチャンピオンズリーグ2016 東地区プレーオフが行われました。

アジアチャンピオンズリーグ(ACL)への出場権をかけて、2015年シーズンJリーグ年間4位だったFC東京と、タイ・プレミアリーグのチョンブリFCが戦ったこの試合は、9対0というスコアでFC東京が圧勝!

この「9点」というスコア、実はサッカー公式戦ではあまり見かけることのない大量得点なのです。しかし、過去には日本のみならず、世界各地で驚くような大量得点が記録されています。

■J1リーグでは9点が最多

まず、日本のJリーグ、J1での大量得点記録は、1998年4月15日に長居スタジアムで行われたセレッソ大阪とジュビロ磐田の試合。

アウェーのジュビロ磐田が1対9で勝利しました。

J1リーグ戦では、これが2016年現在の最多得点記録です。

その年にフランスで開催された1998FIFAワールドカップで日本人初得点を獲得した中山雅史選手が、この試合で9点中5つのゴールを決めています。

J1リーグでの8得点は意外に多く、瑞穂陸上競技場で行われた1999年5月29日の名古屋グランパス対浦和レッドダイヤモンズの試合では、8対1で名古屋が浦和を下しています。

また、2003年7月26日、神戸ウイングスタジアムでヴィッセル神戸が大分トリニータを迎えた試合では、8対0で大分が勝利。

さらに2007年8月11日に日産スタジアムで開催された横浜ダービー、横浜Fマリノス対横浜FCの試合では、8対1で横浜Fマリノスに軍配が上がりました。

J1リーグで最多失点を喫したセレッソ大阪は、1996年7月3日にアビスパ福岡と対戦したナビスコカップで、8対1と、逆に大量得点で勝利を収めた記録も残しています。

■FIFAワールドカップ本大会では10点が最多

8点、というと、札幌で開催された2002FIFAワールドカップのグループE、ドイツvsサウジアラビアの試合が思い出されます。

クローゼのハットトリックなどで8得点したドイツが、サウジアラビアを無失点に抑え、8対0で圧勝。ドイツサポーターは札幌で勝利の美酒に酔いしれました。

ワールドカップの歴史を紐解くと、本大会ではさらに上がいます。

1954年のスイス大会では、ハンガリー代表が韓国代表を9対0で下しました。1974年の西ドイツ大会では、当時のユーゴスラビア代表チームがザイール代表を同じく9対0で撃破。

しかしワールドカップ本大会の最多得点記録は、1982年スペイン大会。ハンガリー代表対エルサルバドル代表の試合です。

のちにハンガリー女子代表監督などを務めたキッシュが後半だけでハットトリックを達成するなど、10点を得て、エルサルバドルに10対1で勝利。

この試合の記録は、最多得点・最多得点差の両方で、いまだに破られていません。

■ワールドカップ予選では30点以上

さらにワールドカップの予選に目を向けてみると、さらに大量得点が記録として残っています。

韓国と日本で開催された2002FIFAワールドカップに向けてのオセアニア予選。オーストラリア代表が、アメリカ領サモア代表に対して31対0という残酷なスコアで勝利。

この試合では、ベルギーリーグでも活躍したトンプソンが13点。

ズドリリッチも8点を決めています。この試合が、各国の代表同士が対戦する公式戦である国際Aマッチの試合での、大量得点記録になっています。

国際大会ということだけで見ると、さらに上がいます。

パプアニューギニアで2015年7月に開催された「パシフィック・ゲームズ」のサッカー男子で、バヌアツが46対0で、フィジーが38対0でそれぞれミクロネシア連邦に勝ち、国際大会での1試合最多得点記録を更新しています。

■ギネス世界記録では149点

しかし、さらに上には上がいます。

ギネス世界記録に掲載されている記録は、なんと149-0という試合。これは2002年にマダガスカルのサッカーリーグ、THBチャンピオンズリーグ決勝ラウンド第3戦のASアデマとSOレミルヌの試合で記録されました。

この試合には裏事情がありました。決勝ラウンド第2戦で疑惑の判定の末に敗れ優勝の望みを絶たれたSOレミルヌが、第3戦のこの試合では監督の指示により、オウンゴールを連発。

第2戦の判定への抗議を表すためにこのような行動に至ったようですが、サッカー選手として、敢えてオウンゴールを続けた気持ちはどうだったのでしょう。

149回も自陣ゴールに向かってシュートしたSOレミルヌの選手の気持ちを想像すると、なんとも胸が痛みます。

(文/宮本ゆみ子)

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