大切なのは潜在意識を味方につけること!三日坊主を回避する方法

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2016.04.01

suzie.20160331

物事を習慣化するのは、現実的にとても難しいこと。何度もチャレンジするも、そのたびに失敗してしまうという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

しかし、習慣化がうまくいかないことには理由があるのだと説くのは、『自分を変える習慣力』(三浦将著、クロスメディア・パブリッシング)の著者。

人材開発コンサルタント・エグゼクティブコーチであり、「コミュニケーションの質が企業を変える」という観点から、アドラー心理学やコーチングコミュニケーションに基づいた手法によって企業の人材育成や組織開発をサポートしているのだそうです。

そんな著者によれば、習慣化がうまくくいかないのは、自分自身が意識していない心の奥底の深いレベルで、潜在意識の強烈な抵抗を受けているから。

気持ちは前に進もうとしているのに、心の奥では気づかないうちにブレーキがかかっている状態だというのです。

そこで潜在意識の特性を理解して抵抗を受けない状態にし、潜在意識を味方につける。それこそが、習慣化を進めるために大切だということ。

ただ理屈ではわかっていても、ついつい三日坊主になってしまいがち。だとすれば私たちは、どのように三日坊主を回避すればよいのでしょうか?

■自分を観察してやり方を見つける

取り組むべき習慣が見つかり、その習慣化の具体的な目標が決まったら、次は「自分に合ったやり方を見つける」段階。その際に大切なのは、「自分を知る」ことだと著者。

そのためには、自分のクセや行動パターンを観察することが肝心。自分を観察しながら、もっとも快適な状態で習慣化に取り組める環境をつくることが大切だというわけです。

たとえばダイエットを例に挙げるなら、「運動で何割、食事コントロールで何割減らすか?」というような詳細を考えてみるべきだということ。

■行動と快の感情と毎日結びつける

習慣化の行動をすることと、快の感情を結びつけることも大切なポイント。

たとえば誰にとっても、よい思い出と結びついた曲があるもの。そんな曲を、習慣化の行動をしているときに聴くことが効果的なのだそうです。

朝のジョギング中に聴くなど、「その行動の最中に聴く」ことによって、快の感情が高まっていくことに。

そしてそれを毎日繰り返すことで、潜在意識が「習慣化の行動をしていること=快」と認識しはじめるというわけです。

すると潜在意識が安心し、深い結びつきができてくる。そして、行動の持続のために潜在意識が力を貸してくれるようになるというのです。

また、そのお気に入りの曲を、習慣化の行動をしているときだけ聴くというルールをつくっておくと、さらに効果的だそうです。

■行動しやすいパターンを見つける

もうひとつ重要なのは、「行動しやすいパターンを見つける」こと。

たとえば、「その日にあった“よかったこと”を、毎晩寝る前に1行以上日記につけておく」ということを習慣化したいとします。

しかし寝る前といっても、お風呂から上がったあと、歯磨きをしたあと、床に着く直前などさまざま。

そのなかから、どの行動をする前や、どの行動をしたあとが自分にとっていちばん行動しやすい時間なのか、パターンを試してみるべきだということ。

■目標が同じパートナーを見つける

そして、習慣化の種類によってはもっとも強力な方法が、「一緒に習慣化に取り組むパートナーを見つける」ことなのだといいます。

なぜならダイエットや運動、英語の上達など、同じ目標を持つパートナーと一緒に進めていくことによって、やる気が高まり、中だるみを防ぐこともできるから。

さらにもうひとつのメリットは、習慣化のやり方について、お互いの意見や実体験からのアイデアを交換できること。

それにパートナーがいると、お互いに刺激し合うことができたり、楽しく進めたりすることが可能になるわけです。

なお経営者やグループリーダーの方は、会社ぐるみやグループ全体で習慣化に取り組むのもよいそうです。

昼休みの20分程度のジョギングや、有志だけの朝食ミーティングなど、ダイエットや早起きの習慣をみんなで促進していけるアイデアは数多いので、やってみる価値はあるということです。

習慣化にとって大切なのは、「がんばらない」「無理をしない」ということだと著者はいいます。習慣化に関するひとつひとつの活動が負荷のかかりすぎるものだと、長続きしないわけです。

だからこそ、最初は成果が出ることを期待せず、定着に重きを置く姿勢が大切。それが、習慣化の成功につながるということです。

(文/書評家・印南敦史)

 

【参考】

※三浦将(2016)『自分を変える習慣力』クロスメディア・パブリッシング

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