国税庁によると、平成26年の25歳から29歳の平均給与は344万円。いちばん給与が高いのは50歳から54歳の男性で、平均656万円でした。
20代の若者のほうが給与が低いのは仕方なくもありますが、若いうちから成功している人も少なくありません。
では、成功する人とそうでない人はなにが違うのでしょうか。アメリカのニュースサイト『Business Insider』を参考に、「成功する人が20代で絶対にしない15のこと」をご紹介します。
■1:学歴がすべてだと思い込む
学歴や才能はもちろんあるに越したことはありませんが、有名な大学を出たからといって、成功できるとは限りません。大切なのはブランドではなく、自分の能力。学歴だけで成功などできないのです。
■2:健康に関心をもたない
仕事でも、私生活でも、体あっての成功です。20代から体に悪い習慣をつくってしまうと、年を取って無理がきかなくなってから困ります。
■3:貯金をしない
20代のうちはなにかとお金を使いたくなるものですが、ぐっと我慢して貯金することも大切です。成功する人は常に先を見て、いざというときのために備えているのです。無理して貯金することはありませんが、あるだけ全部使ってしまうのはやめましょう。
■4:「お金=幸せ」だと思う
お金はもちろん大切ですが、お金さえあれば幸せというわけではありません。成功する人ほど、お金で買えない幸せもあることをよく知っています。
■5:すぐに諦める
仕事をクビになったり、大きなミスがわかったりしたとき、諦めてしまいたくなりますよね。でもそこはぐっとこらえて、逆境こそ成長するチャンスだと思ってベストを尽くしましょう。
■6:他人に評価をゆだねる
自分の評価を他人に任せてしまっていませんか? 大事なのは「周りがあなたをどう思うか」ではなく「自分で自分をどう思うか」なのです。自分の評価はいずれ他人の評価を変えていきます。
■7:周りを見て焦る
結婚やキャリア形成に焦る必要はありません。他人と比べるのはやめて、自分にとっていいタイミングを見極めましょう。
■8:みんなに好かれようとする
誰でも嫌われるのはいやなものですが、どんな人にも好かれるのは不可能です。変に気を使って疲れるよりも、割り切って仕事をするほうが快適です。
■9:広く浅い人間関係を築く
学生時代の友人関係はずっと続くものばかりではありません。広く浅い付き合いばかりしていると、気づいたら友だちと呼べる人が1人もいなかったということにもなりかねません。本当に気の合う人と、じっくりつきあうほうが長続きします。
■10:新しい場所へ行けばすべて解決すると思う
新しい環境は確かに刺激的ですが、それで問題がすべて解決すると思い込むのは危険です。問題は環境にはない場合がほとんどです。
■11:自分の世界にこもる
交友関係が狭かったり、同じ価値観の人とばかりいっしょにいたりすると、自分の視野が広がりません。
■12:すべてのことに白黒つけたがる
世の中は白か黒かの2択ではなかなか割り切れないもの。成功する人は、グレーゾーンも存在することを若いうちからわかっています。
■13:運命の人を探す
なににつけても自分と相性がぴったり、という相手はなかなかいません。人間関係は長い時間と労力をかけて築くもの。てっとり早くいい相手を見つけようと思うと失敗します。
■14:無理な目標を立てる
自分のことがよくわかっていない人は「30歳までに起業」などといった無理な目標を立ててしまいがち。成功する人ほど、足元をしっかり見て、短いスパンの堅実な目標を立てているのです。
■15:他人と自分をくらべる
給与やキャリア、ポジションなどを他人とくらべても、ただ焦るだけです。誰でもそれぞれの場所で悩み、苦しんでいるもの。自分だけがつらいなどと思わないようにしましょう。
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ポイントはどれも当たり前にも感じられることばかり。成功するための近道はありません。足をしっかり地面につけ、堅実に努力することが大切なのです。
(文/スケルトンワークス)
【参考】
※15 things successful people don’t do in their 20s-Business Insider