10分間で集中力が取り戻せる!心を穏やかにするシンプルな演習

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2016.04.05

suzie.20160405

『あなたの年齢は「意識」で決まる』(ディーパック・チョプラ著、渡邊愛子、水谷美紀子訳、フォレスト出版)の著者はインド出身の医学博士だそうですが、その功績はひとことで語り尽くせそうにありません。

代替医療のパイオニアであり、心と体の医学、ウェルビーイング分野における世界的第一人者。そして、人間の潜在能力分野における世界的に有名な指導者。

多くの著名人たちのメンター役を務めており、故マイケル・ジャクソンやレディー・ガガにはじまり、ミランダ・カー、マイク・マイヤーズ、マドンナ、デミ・ムーアなど多くのハリウッドセレブたちから厚い信望を得ているというのです。

そんな著者は本書において、時間に支配されることなく、それどころか意識によって時間をコントロールし、若さを保ったまま生きていく方法を説いています。

まず、「時間は決して敵ではない」ということを受け入れることができれば、時間による破壊を逃れることが可能になると著者はいいます。

そして、もし世界中のすべての時間を自由にしたいと望むのであれば、次のシンプルな演習を通して訓練することが可能なのだそうです。

2つの演習をピックアップしてみましょう。

■1:内的対話を鎮める

これは、意識の源である静止と静寂の場に接するシンプルな方法。心に、元来の自然な状態である静けさと、無理なく集中できることを再発見させるための演習だそうです。

(1)目を閉じて、静かに座る。

(2)呼吸を落ち着かせる。

(3)胸の中心に注意を集中させる。

(4)息を吸うとき、「ソー」という音節に意識を置き、吐くときは「ハム」という音節に意識を置く。

(5)空気が自分の体に入ってくるのを感じ、音がやさしく巡るのを感じる。

(6)空気が自分の体から出ていくのを落ち着いて感じる。

「ソーハム」「ソーハム」

これは古代インドのマントラで、「アイアム」や「アーメン」「オーム」といった音に置き換えても同じ効果がもたらされるのだとか。

これを10分から20分間続けるといいそうですが、このシンプルな瞑想は、絶え間ないおしゃべりから心を解放してくれるのだといいます。

著者によると、気を散らす原因は3つあり、それは(1)外部の騒音、(2)体内の感覚、そして(3)思考。

だからこそ、いずれかに気づいたら、「ソーハム」という音に合わせた呼吸に楽な気持ちで戻るといいのだそうです。

大切なのは、一定のリズムを保とうとしないこと。そして、自分に催眠をかけようともしないこと。

■2:緊張を解放する

意識は流れる水のように、なにものにも遮られることなくスムーズに流れるもの。しかし意識が滞ると、体のなかに緊張感が生まれます。

そんなときに効果を発揮するのが、ヨガまたは深いエネルギーワーク。体の記憶を解放してくれるのだといいます。

(1)入眠する前にベッドに横になる。

(2)まくらを使わずに、平らな仰向けの体勢をとる。

(3)手を横に広げて大の字になる。

(4)深くゆっくり息を吸い込み、口からため息をつくように息を吐く。自由に、自然に、体が欲するまま、口から息を吐く。

(5)吐く息は、あえぐような速い息になったり、うめき声のような深い息になったりすることもあるとか。

安堵感、悲しみ、嘆き、高揚感、もしくは他の感情を意識することもあるといいますが、そんな、湧いてくる感情を意識するわけです。

そうしているとき、ただ身体的な緊張を解放しているだけではなく、同時に身体的記憶にアクセスしているのだといいます。

緊張が自然に解放されれば、思考、感情、感覚がひとつにまとまり、一度にすべて解き放たれるのだそうです。

10分間にも満たないこの演習を行ってみることにより、非常に強い効果を生み出すことが可能。

ちなみに、もし体が欲するのであれば、そのまま眠ってしまっても大丈夫だとか。なぜならそれもまた、解放のプロセスの一部だから。

たとえばこのような手段を通じて「時間」と共存する術が、本書では他にも紹介されています。

向き不向きはあるかもしれませんが、もし感覚的にフィットするなら、相応の効果を実感できる可能性があります。

(文/書評家・印南敦史)

 

【参考】

※ディーパック・チョプラ(2016)『あなたの年齢は「意識」で決まる』フォレスト出版

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