できるだけストレスフリーに働きたいと思っていても、なかなかそうはいきませんよね。
厚生労働省の平成25年・労働安全衛生調査によると、現在の仕事や職業生活が強い不安、悩み、ストレスになっていると感じる事柄があると答えた人の割合は52.3%でした。
実に半数以上の人が仕事のストレスを抱えているわけですが、アメリカの女性向けオンラインメディア『COSMOPOLITAN』が、たった1分程度で仕事のストレスを減らす方法を発表しています。
■1:長期スパンで考える
「もうなにもかも投げ出したい」と思うくらい嫌なことがあったときは、「これって5年後でも重要なこと?」と自分に問いかけてみましょう。長いスパンで考えたら、嫌なシチュエーションに関するストレスも少し軽減されるはずです。
■2:ダークチョコレートを食べる
チョコレートにはフラボノイドという物質が多く含まれています。フラボノイドは、脳内のドーパミンの放出を誘発する働きがあり、思考をつかさどる前頭前野を活性化します。前頭前野が活発になると仕事がはかどる状態になり、ストレスが軽減されるのです。
■3:To Doリストに落書きをする
落書きは、ストレスコントロールに効果的。創造性には、理性と関係する脳の前頭前野を目ざめさせる効果があります。To Doリストにかわいく落書きをすると、やらなければいけないことはそれほど大変ではないような気がしてくることでしょう。
■4:自分がやれることに集中する
もし最悪なことが起こったとしても、それに固執するべきではありません。自分の力でなんとかできるものでないのであれば、それはなおさら。
どうにもできない嫌な問題をずっと考えていると気分はどんどん落ちていきますが、それで仕事が終わるわけではありません。他の自分が終えられる仕事に手をつけ、そちらに専念してしまいましょう。
■5:ストレッチをする
ストレッチをすると、鎮静効果があるエンドルフィンという物質の分泌を促すことができるといわれています。エンドルフィンが増えると、痛みが和らいだり、気分がよ良くなったりします。体をほぐすことに集中していれば、ストレスも気にならなくなるでしょう。
■6:コーヒーや紅茶を1杯飲む
飲みすぎは禁物ですが、最後にコーヒーや紅茶を飲んでから時間が経っていれば、カフェインを摂取することでもう一度集中力を取り戻すことができます。仕事の効率をアップして、ストレスを追い出してしまいましょう。
■7:タスクの期限をカレンダーに書く
やらなければならないタスクと、そのための時間やリソースの釣り合いがとれていないと、大きなストレスになります。
To doリストにあることをいつやるか、時間を区切って決めてしまえば、タスクと時間の釣り合いが取れた状態になります。大変なタスクを最初に、疲れてからもできるタスクを後ろに持ってくるのがポイントです。
■8:休憩を30秒とる
忙しいときにも、休憩をとることは必要です。トータルで見れば、休憩をとったほうが効率的になることも。時間との戦いをしているときにも、休憩をいれてリフレッシュし、効率を上げられるようにしましょう。
■9:助けを求める
職場でよくあるストレスの原因のひとつは、無理な頼まれごとをすることです。頼まれたことを完遂するためには手が足りず、休む暇もないとなると、事態はどんどん悪化していきます。
上司と相談をして、その仕事に人員を割いてもらうことはできるか、締め切りを伸ばしてもらうことはできるかを交渉しましょう。
■10:パソコンの壁紙を緑のものに変える
最近の研究では、自然に触れるためにわざわざ外に出る必要はないといわれています。
パソコンの前にかじりついていなければならず、外に出る暇がないときは、パソコンの壁紙をきれいな自然の風景にするだけでも心はやすらぐのです。
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仕事とストレスは、切っても切れない間柄。でも、ちょっとしたことでもストレスは和らぎます。円滑に効率よく仕事を進めるためにも、自分なりにストレスの対処法をもっておくべきでしょう。
(文/スケルトンワークス)
【参考】
※20 Ways to Reduce Work Stress in 1 Minute or Less-COSMOPOLITAN