なぜ資料で「3Dグラフ」をわざわざ使う人は仕事がデキないのか

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2016.04.08

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こんにちは。深沢真太郎です。

ビジネスパーソンを数と論理に強くする「ビジネス数学」を提唱する、教育コンサルタントです。

今回は、「気遣いができる人は、仕事もデキる」というお話です。

■資料で3Dグラフ使用はNG

職場の同僚やお客様に対してちょっとした気遣いができる人は、人としてモテるものです。人から応援されますから、結果的に仕事もうまくいくのです。

そんなビジネスパーソンの「気遣い」を、グラフというテーマで考えてみましょう。

グラフとは、いうまでもなく会議資料やプレゼン資料で使う円グラフや折れ線グラフのこと。

ちなみに、以下はまったく同じデータを円グラフで表現したものです。

そこで問題。グラフを見せる相手への「気遣い」が感じられるグラフは、いったいどちらでしょうか?

A・・・普通のグラフ

glaf1

B・・・3Dグラフ

glaf2

正解はAのグラフ。Bは、私は研修の現場では「NG」を出すグラフです。

■選ぶグラフにも気遣いが必要

ここで私が問題にしたいのは、「なぜ、わざわざ3Dのグラフにするのか?」ということ。

ご覧のとおり、3Dにしてしまうと角度がつき、データの大小がわかりにくくなります。

実際、数字を隠した状態でこのグラフを見せると、ほとんどの方が「佐藤さんのデータがもっとも多く見える」といいます。実際には、多いの山田さんなのにもかかわらず。

そもそもグラフとは、伝えたいことを、より伝わりやすくするために使うものです。

にもかかわらず、あえて伝わりにくくなる(相手がミスリードしてしまう可能性がある)グラフをなぜ使うのでしょう。

問題は、3Dグラフを好んで使う方に「なぜ使うの?」とたずねたとき、たいていは次のような答えが返ってくるということ。

「なんかカッコイイから」

「なんとなく好きだから」

この答えに、相手に対する気遣いは1%も感じられません。むしろ伝わるのは、「自分がカッコつけたいから」「自分の気分がいいから」といった自分本位の発想だけ。

こういうタイプには、仕事もイマイチな方が多いようです。このようなちょっとしたところにも、その人が表現されるのかもしれませんね。

ビジネスパーソンの姿は、その人が見せるグラフにも現れます。

みなさんのグラフは、相手への気遣いができていますか?

(文/深沢真太郎)

 

【参考】

ビジネス数学の専門家 深沢真太郎 〜数字が苦手な人の救世主〜-YouTube

ビジネス数学ブログ

深沢真太郎(2015)『そもそも「論理的に考える」って何から始めればいいの?』日本実業出版社

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