わずか15歳で出場した選手が!? Jリーグの衝撃「最年少記録」

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2016.04.09

matsuoka

2016年3月、サッカーJリーグの横浜FCに所属する「カズ」こと元日本代表の三浦知良選手が、明治安田生命J2リーグ第4節のレノファ山口戦に先発出場。カズ選手はこの日49歳0ヶ月23日で、Jリーグ最年長出場記録を更新しました。

それ以前の最年長出場も当然、カズ選手自身が記録したものです。現役である限り、J1~J3を通したJリーグ全体のさまざまな最年長記録はカズ選手が更新し続けることでしょう。

では、逆に現時点での「最年少」は誰が記録したのでしょう?

■1:最年少の出場記録はなんと中学3年生

2016年4月1日時点での最年少出場記録は、当時東京ヴェルディに所属し、のちに日本代表にも選出された森本貴幸選手(現川崎フロンターレ)。

中学校を卒業する直前の2004年3月13日に、15歳10ヶ月6日でのJリーグ出場を果たしました。この記録は、10年以上たったいまでもまだ更新されていません。

ちなみに、2番目は当時京都サンガ所属の宮吉拓実選手(現サンフレッチェ広島)で、16歳1ヶ月と14日。3位は湘南ベルマーレの菊池大介選手で、16歳2ヶ月25日でした。

■2:最年少の得点記録はこどもの日に樹立

得点記録を見てみましょう。最年少で試合に出場しただけでなく、得点も決めてしまった記録を持っているのは、やはり前出の森本貴幸選手。

Jリーグ歴代最年少出場記録を打ち立てた3ヶ月後、ホームの味の素スタジアムで行われたジェフユナイテッド市原(現ジェフユナイテッド千葉)との試合でゴールを決めています。

森本選手にとっては7試合目の出場でのJ初ゴール。この森本選手の得点が決勝点となって、チームは勝利を収めました。しかもこの日は、2004年5月5日のこどもの日。

高校生となった森本選手を「こども」と呼ぶのは賛否あるかもしれませんが、当時は大人の選手を翻弄するプレーで話題を呼んだのです。

森本選手はその年のJリーグ最優秀新人賞を受賞していますが、これも16歳という、史上最年少での受賞となりました。

■3:J3リーグの最年少記録は随時更新中

ところで、今シーズンはJ3リーグで毎週のように最年少記録が更新されています。

2014年からスタートしたJ3リーグは2016年から、J1・J2リーグを戦っているクラブが、選手育成の目的でサテライト・セカンドチームを編成して参戦することが認められました。

今年はFC東京U-23、ガンバ大阪U-23、セレッソ大阪U-23の3チームが参戦し、トップチームとは別に明治安田生命J3リーグを戦っています。

チームは23歳以下の選手で構成され、ゴールキーパーを除く3名まで、オーバーエイジとして23歳以上の選手の参加も認められています。

このJ3リーグで、若手の選手が躍動しているのです。

J3第2節、3月20日に市立吹田サッカースタジアムで行われたガンバ大阪U-23とグルージャ盛岡との試合で、ガンバ大阪U-23の堂安律選手が開始わずか2分で先制ゴール。17歳9ヶ月4日のJ3最年少得点記録を打ち立てました。

ところが同じ日。堂安選手が記録を打ち立てた85分後に、味の素フィールド西が丘でFC琉球と戦っていたFC東京U-23の松岡瑠夢選手が、17歳7ヶ月27日でゴール。J3最年少得点記録をあっという間に塗り替えてしまいました。

さらに翌週の第3節、キンチョウスタジアムで開催されたセレッソ大阪U-23とFC琉球の試合で、セレッソ大阪U-23の森下怜哉選手が、17歳5ヶ月と1日でゴール。J3リーグ戦最年少得点記録をまたまた更新しています。

ちなみに、J2リーグで最年少得点記録を樹立したのが、歴代最年少出場記録3位でもある湘南の菊池大介選手。2008年に平塚競技場で行われたJ2第28節ロアッソ熊本との試合で得点を決めました。このとき、17歳3ヶ月15日でした。

■4:ハットトリックの最年少記録は18歳!

1試合で3得点を決めるハットトリック。Jリーグが発足した1993年から現在までの間に、J1、J2、J3、そしてカップ戦であるヤマザキナビスコ杯のすべてを通してのべ385回のハットトリックが記録されています。

そのなかで、最年少ハットトリックが記録されたのは、2012年のJ2リーグでのこと。

当時東京ヴェルディに所属していた中島翔哉選手(現FC東京)が、ホームの味の素スタジアムで行われたFC栃木戦で、16分、58分、 62分と立て続けにゴールを決め、18歳1ヶ月28日で最年少ハットトリック記録を更新したのです。

中島翔哉選手は、先ごろリオ五輪への出場を決めた日本代表U-23で10番を背負う注目選手。オリンピック本番での活躍にも期待がかかります。

ところで、上記で名前の挙がった選手のいずれも、記録を打ち立てたゴールはホームスタジアムでの得点です。若手の選手にとってホームスタジアムは、遠慮することなく実力を発揮しやすい場所なのかもしれません。

スタジアムの設備自体になじみがあることももちろんですが、サポーターの応援による後押しもきっと心強いのではないでしょうか。

次の最年少記録もまた、ホームスタジアムで生まれるかもしれません。お近くのスタジアムで、地元チームの選手が歴史的記録を打ち立てる瞬間を目撃してはいかがでしょうか。

(文/宮本ゆみ子)

 

【写真提供】

※FC東京(J3リーグを戦うFC東京U-23 松岡瑠夢選手)

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