朝すると「1日中爽やかな気分でいられる」腹式呼吸の3ステップ

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2016.04.22

suzie.20160421

『よく通る声、伝わる声に5秒で変わる! ビジネスがうまくいく発声法』(秋竹朋子著、日本実業出版社)の著者は、ビジネスボイストレーニングスクール「ビジヴォ」代表として、多くのビジネスパーソンの声指導を行ってきたという人物。

いわば声に関するプロフェッショナルですが、だとすれば聞いてみたいのは、「どうしたらいい声になれるのか」ということではないでしょうか。

自分の声や話し方が好きになれなくて、それが自信のなさにつながっているという人は、決して少なくないはずですから。

ところが著者は意外なことに、「自分を変えようなどと思う必要はない」と断言するのです。なぜなら、ちょっと声を変えてみれば解決できるから。

しかも声は、ほんのわずかな努力で変えることができるのだとさえいいます。

そんな本書ではさまざまな「声テク」が紹介されているのですが、そのなかからすべての基本である「腹式呼吸」についての記述を引き出してみたいと思います。

■腹式呼吸で自律神経も整えられる

ヴォイストレーニングの基本は腹式呼吸。しかも難しく考える必要はなく、ちょっとしたコツを学べば、誰にでもできるようになるのだそうです。

腹式呼吸によって期待できるものの第一は、ダイエット効果。インナーマッスルが鍛えられ、代謝アップにもつながるというのです。

当然のことながら、インナーマッスルが鍛えられると、ウェストサイズダウンや体の引き締まりが期待できるわけです。また代謝がアップすると、肌のトラブル解消や便秘解消などにもつながるのだとか。

そして腹式呼吸は、自律神経を整えてくれるのだそうです。

短い「胸式呼吸」では、吸い込んだ空気は肺の奥まで到達できません。その結果、肺には炭酸ガスなどの不要なものが溜まってしまうのだといいます。

この状態が長く続くと、血液循環が低下したり、自律神経失調症担ったりしてしまうこともあるのだというのですから油断は大敵です。

一方、腹式呼吸をすると、肺の下の横隔膜が上下運動することになります。

横隔膜には自律神経が密集しているため、腹式呼吸をすると自律神経が刺激されることに。すると副交感神経が優位になり、リラックスすることが可能に。

現代社会においては、ストレスと緊張状態の多い生活を強いられるもの。しかし腹式呼吸をすることで、心の平安も得られるのだとすれば、それは無視できません。

そればかりか、腹式呼吸はひらめきや直感ももたらしてくれるのだといいます。腹式呼吸をしばらく続けると、脳波がアルファ波へと移行するわけです。

ひらめきや直感は、体がリラックスし、脳がアルファ波を出しているときに生まれるもの。それが、大きな効果につながるということ。

なぜならビジネスシーンでは、多くの場面でひらめきが必要になるものだから。

■腹式呼吸は百利あって一害なし!

たとえば新製品のアイデアを出さなければならないとか、お客様の問題を解決するための提案書を書かなければならないなどがそれにあたるでしょう。

そんなとき、腹式呼吸を身につけていれば、斬新なアイデアがひらめく可能性があるということ。

また、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンも、腹式呼吸のときに分泌されるそうです。

つまり、腹式呼吸はいいことだらけで、害になることはひとつもないと著者は断言します。「百害あって一利なし」という言葉がありますが、その正反対で「百利あって一害なし」だというのです。

では次に、「腹式呼吸の3ステップ」をご紹介しましょう。

(1)正しい姿勢で立つ(プリマドンナ姿勢法)

足は肩幅より少し狭く開き、両足に均等に体重を乗せます。重心は、かかと側ではなく、前方のつま先寄りに。

このとき、お尻、背中、肩、首、頭が一直線になるように背筋を伸ばします。プリマドンナが舞台に立つようなイメージだそうです。

(2)お腹に力を入れて息を吐きます

右手をお腹にあてて、左手は口の前に置いてください。冬の寒いときに、手を息であたためるようなイメージで「ハァー!」と息を吐いてみます。それが腹式呼吸。

息を吸うときは、鼻から自然に入ってくる感じ。

(3)10秒間、息を吐く練習をします

「1、2、3、4、5、6、7、8、9、10」」と10秒間、腹式呼吸で長く息を吐いてみましょう。これを3回続けたら、今度は20秒間、長く吐く練習です。

それを3回続けたら、今度は30秒間にチャレンジ。

毎朝5分間、練習をしてみるといいそうです。1日のはじまりに腹式呼吸をすると、爽やかな気分で活動できると著者。

これは基本中の基本ですが、他にもさまざまな呼吸法、そして「伝わる声」を実現するためのメソッドがぎっしりと詰まっています。

実践的な内容なので、きっと役に立つはずです。

(文/作家、書評家・印南敦史)

 

【参考】

秋竹朋子(2016)『よく通る声、伝わる声に5秒で変わる! ビジネスがうまくいく発声法』日本実業出版社

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