体脂肪率3%台の俳優が伝授!ユルイのに成果の出るトレーニング

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2016.04.29

bikin

いま、俳優の金子賢さんの肉体改造ぶりに注目が集まっています。

ことし1月から始めたトレーニングと食事制限で、4月中旬までに11kg減、現在の体脂肪率は4~3%後半。写真共有アプリInstagramではビフォアアフターの画像も公開され、その変貌ぶりがネットで「凄すぎる」「あこがれる!」など、大きな話題になりました。

身体の仕上がりからは“ストイック”というイメージが浮かびますが、トレーニング法を明かした新刊『美筋トレーニング 週4日でつくる、魅せるベストボディ』(金子賢著、KADOKAWA)には、意外にも「がんばりすぎない」「自分でできる範囲で」「毎日じゃなくてOK」といった、ストイックさとは正反対の言葉がちりばめられています。

そんなユルイ向き合い方で、美しい身体を手に入れることができるのでしょうか?

そこで本書から、金子さんのフィットネスに対する思いに注目。そこには、理想の身体づくりというテーマと15年間向き合ってきた金子さんならではの信念がありました。

■トレーニングの基本は1日4種類×週4日

本書のトレーニングはとてもシンプルなもの。

初心者が専門器具なしで挑戦できる「基本トレーニング」、ペットボトルなど身の回りのものを使った「器具トレ!」など26種類のトレーニングと4種類のストレッチから1日4種類をピックアップし、決められた回数をこなすトレーニングを週4日実践する“1日4トレ×週4回”スタイル。

30種類の動きをバランスよくこなすことで、腹直筋、大臀筋など美しい身体のポイントになる9つの筋肉に働きかけ、ただ鍛えるのではなく、効率的に美しい身体をつくり上げることを目指します。

金子さんはこのトレーニングの意図を「気持ちが盛り上がりすぎると、トレーニングのやりすぎで逆に息切れしてしまいます。

毎日じゃなくてOKでしかも、ジムなどのトレーニング環境を利用できず諦めていた人にもできます」と説明。「自分にできる範囲で、とにかく続けてほしい」というのが、金子さんのメッセージです。

美しい筋肉をつくり、キープしていくことは、未来の自分の身体と健康をつくっていくことにつながります。金子さんが「続ける」ことに重きを置くのはそんな思いから。息切れしない工夫が、続けるためにはなによりも大切なのです。

しかし、息切れとトレーニング環境のハードルの高さが、継続的なトレーニングに大きな壁となって立ちはだかるもの。

「ジムに行くよりも強度は落ちるかもしれないけれど、まず『続けること』が大事」と金子さん。美筋づくりに成功している本人の言葉だけに、説得力があります。

■目標は短い期間で設定すると成功しやすい

息切れ対策のもうひとつのポイントが、短いスパンで目標設定をすること。

目標は「長期間で高く」ではなく、短い期間を設定し、小さな成功体験を積み重ねて確実にクリアできるレベルにして、前に進むことこそが大切、と金子さんはいいます。

1週間、1カ月、2か月と、自分のできる範囲で目標をつくっていくことが、未来の身体づくりに大きな意味を持ってきます。

いまの時期であれば、肌の露出が高まる夏までの「3か月」を目標に設定すると効果的。「8月には、ビーチで水着のバカンスを楽しみたい!」といったわかりやすい目標が設定でき、モチベーション対策にピッタリです。

■「10年計画」でゆっくり身体を整えよう

15年前、腰痛をきっかけにトレーニングを始めた金子さん。「続けること」を重視するその眼は、10年後を見据えています。

自身の身体のピークは2年後の「42歳」のときだと考えているそう。そこから少しずつ衰えていくところをカバーしていき、「50歳のときに現在(39歳)くらいの身体を留めておければ、成功しているかな」というイメージを持っているのだといいます。

「フィットネス」「トレーニング」と聞くと、肉体年齢に挑戦していくイメージもありますが、金子さんは、あくまでも年齢には抗わず、寄り添う姿勢を保っています。

「若いときはなにを食べてもすぐに吸収するし、いらないものはすぐ消化する。それが、どんどん吸収も消化も遅くなるから脂肪がたまってきたり。臓器の衰えはみんなにあるものなので、そう思うのは当然なんですよ。

でも、それではコンテストには勝てないから、僕たちは『できるだけ衰退していかない』『現状維持』をと考えているわけなんです」

50歳を見据え、ゆっくり取り組んでいきたい、と話す金子さん。できるだけ衰えを遅らせるという考え方は、コンテストに挑戦する人だけでなくすべての人に当てはまるものでしょう。

本書とDVDでは、金子さん本人の実演による30のトレーニング・ストレッチに加え、金子さんが実践する食事制限のテクニックも紹介されています。

「コンテスト前には1日約1,000kcalに抑える」というストイックさも持ち合わせる金子さんですが、本書で紹介されている「美筋メシ」は野菜・フルーツと低脂肪高たんぱくな鶏肉を活用したアイデア。週4日、トレーニングする日の夜だけでOKと、こちらもややユルめなのも助かります。

「激しいトレーニングは無理!」「忙しくて……」「これまで続いたダイエットは一つもない!」という方にこそ、おススメしたい1冊です。

(文/よりみちこ)

 

【参考】

金子賢(2016)『美筋トレーニング 週4日でつくる、魅せるベストボディ』KADOKAWA

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