1年で14kgも痩せたシェフが教える「簡単もち麦ダイエット」

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2016.04.30

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もち麦という麦をご存知ですか?

「なにそれ?」「どんな食材?」「初めて聞いた」という方も多いかもしれませんね。

もち麦とは、もちもちとした「もち性」の大麦。とろろご飯でなじみのある押し麦は、粘り気の少ない「うるち性」になります。

もともと大麦には多くの食物繊維が含まれています。とくに、もち麦に含まれる食物繊維の量はダントツで、プチプチ、プリプリした食感が特徴です。

そんな食感の楽しさにハマり、気づけば2.5kg痩せ、その後1年間で14kgも痩せたのが、シェフの山下春幸さんです。

食事制限も運動もしないのに勝手に痩せていく「もち麦」ダイエットの真髄を、70種以上のおいしいレシピの数々とともに、著書『もち麦ダイエットレシピ』(アスコム)でたっぷりと紹介してくれています。

ダイエット効果と健康効果というダブルの力をもつスーパーフードとして、脚光を浴びているもち麦が、ダイエットとどう結びつくのか探っていきましょう。

■もち麦のダイエット効果

(1)白米の約25倍も食物繊維が!

もち麦のやせパワーの源は食物繊維の豊富さで、なんと白米の25倍もあり、食物繊維が多いといわれるごぼうと比較しても2倍以上あります。

現在の日本人の食物繊維摂取量は、1日平均で11~14g。厚生労働省が目標として掲げている18~20gには、追いついていないのです。

ところが、白米の代わりに、米1合(150g)に対し、もち麦50gを加えた「3割炊きのもち麦ごはん」なら、茶碗1杯で約2.4gも多く摂れます。米0.4合(60g)に対し、もち麦50gを加えた「5割炊きのもち麦ごはん」なら、なんと約3.4gも摂れるのです。

しかも不溶性食物繊維と水溶性食物繊維という異なる2つの食物繊維を、もち麦はバランスよく含んでいます。

(2)便秘改善&美肌効果も

2種類の食物繊維は、それぞれ役割が違います。まずは、不溶性食物繊維から見ていきましょう。

野菜やキノコ、豆類にも含まれますが、文字通り、水に溶けずに腸内の水分を吸ってふくらみ、便のかさを増し、排便を促してくれます。また、腸内の有害物質を体外に排出させる働きもあります。

一方の水溶性食物繊維は、腸内細菌のエサになって善玉菌を増やし、腸内環境の改善に役立ちます。

腸内環境が整うことで、便通がよくなるばかりか、美肌効果、代謝改善、ダイエット効果があり、免疫力も高まります。とはいえ、腸内環境はだいたい2~3週間で変化し始め、3ヵ月で体質が変わると言われています。

(3)糖尿病&メタボ予防にも!

食後の血糖値の上昇を抑制することが、糖尿病の予防に有効ですが、水溶性食物繊維には、糖質の消化・吸収を緩やかにし、血糖値の急上昇を防ぐ働きもあります。

また、インスリンの過剰な分泌もなくなるので、余分なブドウ糖を脂肪細胞に貯め込まなくなり、体に脂肪がつくのを防ぎ、太りにくくなるようです。

とくに水溶性食物繊維のなかでも注目を集めているのが「β-グルカン」。体内にある不要なものを包み込んで体外に排出してくれるのですが、その働きにより、悪玉コレステロール値は下がり、中性脂肪の減少にも効果を発揮します。

■ベストタイミングは朝食

食後の血糖値の急激な上昇を抑える働きがあるばかりか、次の食事、さらにはその後の食事まで、長時間にわたって血糖値の上昇をゆるやかにすることがわかってきました。それを「セカンドミール効果」と呼びます。

その働きを最大限に利用するなら、朝食にもち麦を食べるのが、ベストです。1日中血糖値の上昇がゆるやかなので、満腹感が持続し、食べ過ぎを予防できます。

さらには、夕食にもち麦を食べることで、効果は翌朝まで続きます。

■メニューはアレンジ自在

もち麦は白米に混ぜて炊くだけでなく、たっぷりの水分でゆでた「ゆでもち麦」にしても便利。

弾力のあるもっちりとした歯ごたえを、サラダに加えたり、スムージーに加えたりして楽しめます。ポタージュなどのスープに加えれば、食感は残るのにとろみが出てきて、マイルドな口当たりに。

忙しいときや食欲のないときは、おにぎりにしておくといつでも手軽に食べられます。

昆布やひじきなどの具を混ぜ合わせて握れば、ビタミンやミネラルなども加わり、ますますバランスのよい食事に。もち麦を加えた混ぜご飯は崩れやすいので、ラップを利用してしっかりと握りましょう。

もち麦ダイエットは、主食の白米をもち麦ごはんに変えるだけでOK。あとはいつも通りの食生活ですが、2~3週間で内蔵脂肪が減り、ウエストサイズがダウン。同時に体重も少しずつ減ってくるようなので、夏に向けてさっそくはじめてみませんか?

(文/山本裕美)

 

【参考】

山下春幸(2016)『もち麦ダイエットレシピ』アスコム

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