事務職以外で安定していて「手に職をつけられる仕事」トップ10

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2016.05.02

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事務職は、オフィスに欠かせない大切な仕事。

平成22年の国勢調査によると、職業別労働者数のトップは事務職で、全産業の18.4%にあたり、労働者数は約1,100万人。つまり、日本でいちばん多い職種なのです。

でも、一日中書類とPCに向かって仕事をしていると、肩こりや腰痛は慢性化。運動不足にもなりやすく、見た目ほど楽な仕事ではありません。むしろ、体を動かす仕事の方が向いているという人もいるはず。

最近、アメリカのビジネス系情報サイト『Business Insider』では、事務職が苦手な人のために、「手に職をつけて稼げる安定した仕事トップ10」を米労働省統計局のデータから選び出しました。

もし「私は事務職に向いていない」と思うなら、ぜひ目を通してください。意外と知られていない仕事があるものです。リストの事務レベル数値は、事務仕事が必要であればあるほど高くなっています。

■10位:塗装工(平均年収594万円)・・・事務レベル12

外壁や建物内の壁を採寸し、そこに合わせて塗装したり、クロスを張ったりする仕事です。

ポイントは、長い年月を経て積み上げて習得する高等技術。力仕事でもあり、有害な有機溶剤を使うこともあるため、女性よりは男性が多い職場です。小さい工場勤務になると、塗装だけでなく事務仕事が入ることもあります。

■9位:俳優(平均年収870万円)・・・事務レベル12

誰もが知っていて、目指す人も多く、成功するのはひと握り。でも、うまくいけば、アメリカのアカデミー賞を取った俳優のように、大豪邸で一生を過ごすこともできます。

舞台、テレビ、映画などさまざまな活躍の場があり、役柄によってはダンスや歌も習得する必要が。また人気に左右されるため、努力を怠らず演技を極める覚悟が必要です。

■8位:タイル・レンガ工(平均年収300万円)・・・事務レベル11

住宅やマンションなどの建物の外壁や床に使われる、タイルやレンガを施工する専門職。

下地を整えた上に、水糸を張ってレベルを決め、モルタルや接着剤を使ってタイルやレンガを貼りつけていきます。玄関やキッチン、浴室、洗面所などにも使われます。キャリアを通じて技術を磨く必要があります。

■7位:クロークや手荷物預かり所、ロッカールームの係員(平均年収270万円)・・・事務レベル11

客の身のまわり品を預かり、管理します。紛失がないことが絶対条件なので、責任のある仕事であり、ていねいに作業することが求められます。

最近の空港や駅では大きなスーツケースや自転車まで預かってくれる場所もあり、旅行者が大きな荷物を持ち歩くことは少なくなってきました。これからますます需要のある仕事です。

■6位:衣装係(平均年収590万円)・・・事務レベル10

俳優などのために、演目に合わせて衣装を選び、合わせ、世話をする仕事です。

衣装替えのときには、着替えを手伝うこともありますし、場合によってはデザインや制作も行う場合があります。よって、衣装に対する深い知識とセンスが要求されます。

■5位:ダンサー(平均年収480万円)・・・事務レベル10

バレリーナをはじめとして、ヒップホップやブレイクダンスなど、さまざまな分野にダンスのプロがいます。

長い年月にわたる厳しい練習の末に、プロとして活躍できる人はほんのひと握りです。舞台やテレビ等で振りつけされた演目を踊るのが仕事であるほか、ダンスを学びたい人に教える場合もあります。

■4位:交通指導員(平均年収300万円)・・・事務レベル9

自動車や歩行者による交通を円滑にするために、指示したり、調整したりするのが仕事です。路上や学校、踏切、建設現場近くで作業します。路上が主な仕事場所なので、机に座ること自体がほとんどないといえるでしょう。

■3位:木材加工機械作業者(平均年収325万円)・・・事務レベル8

ボール盤、研磨機、かんな盤のような木材加工機械を操作する作業者。

ちなみに日本では、こうした機械を使うことによる労働災害を防ぐための資格が設けられ、作業場には有資格者の存在が必要となっています。工場で木材と機械と接することが、仕事時間の大半を占めています。

■2位:鋳型(いがた)および中子(なかご)の造形職人(平均年収380万円)・・・事務レベル4

鋳型とは金属を流し込む型のこと。中子は内部に空洞のある鋳物を造る際、空洞にあたる部分として、鋳型にはめ込む砂型を造る人のことです。

どのような型が最適であるかは形状によって微妙に変わるため、職人的な勘が必要とされます。金属製品を作る上では欠かせない仕事です。

■1位:鉱山の運搬車両作業員(平均年収620万円)・・・事務レベル3

ディーゼルや電動のシャトルカーを操作して、採掘場から地下鉱山の鉱車や運搬機まで砕石などを運ぶ作業をする人です。

現場労働者の中でも特に隔離された特殊な場所で働くため、デスクワークをしようにも、デスクそのものを目にする機会が稀でしょう。

聞いたことのない仕事も多かったのではないでしょうか? いまの時代、就職と聞いて連想するのは会社勤め、職種は事務職か営業、または技術職かもしれません。

でも世の中には数え切れないほど、たくさんの職種があります。習得するには長い年月のかかる職人仕事も多く、そういう職人の仕事はいつの時代でも必要不可欠ですが、あまり知られていません。

いまはネットが使えますから、日本でもそういった仕事を見つけられる可能性があります。事務職や会社勤めは向かないと思う人や、手に職をつけることに興味のある人は、探してみてはいかがでしょうか?

(文 /スケルトンワークス)

 

【参考】

The 19 best jobs for people who hate paperwork-Business Insider

平成22年国勢調査-総務省

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